ラグジュアリーの未来を担う若き才能たち!ケリングが初の「ジュエリーアワード」を開催


ラグジュアリー業界の巨人ケリングが、サステナビリティとイノベーションの融合を目指す新たな取り組みを始動させた。6月7日、ラスベガスで開催された世界最大級のジュエリーイベント「JCKショー」にて、初の「ケリング・ジェネレーション・アワード X ジュエリー」授賞式が行われたのだ。
このアワードは、ジュエリー業界におけるサステナビリティに取り組む次世代のイノベーターを支援・育成することを目的としている。「セカンドチャンス・ファーストチョイス」というテーマのもと、参加者たちは廃棄物に新たな価値を見出すジュエリーデザインに挑戦。世界中から集まった22のスタートアップと学生が、創造性と持続可能な視点を活かした作品を提案した。
学生部門では、韓国・弘益大学のイ・ミンソが受賞。伝統楽器チャングの廃棄レザーを用いた「Rhythm Reborn」コレクションで、サステナビリティと文化継承の融合を見事に表現した。一方、スタートアップ部門では中国の「Ianyan」が栄冠を手にした。ひび割れたオパールなど、従来は見過ごされがちな素材に新たな命を吹き込む革新的なアプローチが高く評価された。
受賞者たちには、ミラノ工科大学の専門家によるメンタリングや、ケリングのジュエリーブランドでのインターンシップなど、貴重な機会が提供される。さらに、彼らの作品は世界中のメディアを通じて紹介され、業界に新たな風を吹き込むことが期待されている。
ケリングのチーフ・サステナビリティ・オフィサー、マリー=クレール・ダヴーは「イ・ミンソとIanyanの取り組みは、持続可能なイノベーションが実現可能であるだけでなく、すでにその動きが始まっていることを示す素晴らしい例です」と語り、若き才能たちへの期待を寄せた。
このアワードを通じて、ケリングは創造性とサステナビリティが共に未来のラグジュアリーを形づくるべきであるという信念を改めて強調。業界全体を持続可能で公平な方向へと導く大きな一歩を踏み出した。今後、このような取り組みがさらに広がり、ラグジュアリー業界全体のサステナビリティ向上につながることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000055433.html