日本美術ブームの今、注目を集めている一冊がある。株式会社産業編集センターから発売された『学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話』だ。発売と同時に重版されるほどの人気ぶりを見せている本書は、日本美術に興味を持ち始めた人にとって、まさに「最初の一歩」にぴったりの入門書となっている。

現在、日本美術への関心が高まっている背景には、大阪・関西万博に合わせた「国宝」展や、NHK大河ドラマ「べらぼう」での人気絵師の登場など、さまざまな要因がある。そんな中で本書は、日本美術の基礎知識と見どころを分かりやすく解説し、読者を魅了している。

本書の特徴は、浮世絵、仏像、やきもの、刀剣、建築など、幅広いジャンルの日本美術を網羅していることだ。歴史や作家、名品、鑑賞のコツなど、知れば知るほど日本美術が楽しくなるポイントを厳選して紹介している。さらに、現役学芸員である著者のおすすめする美術館情報も掲載されており、実際に足を運んで作品を鑑賞したくなる仕掛けも用意されている。

著者の「ちいさな美術館の学芸員」は、都内の美術館で働きながら、複数の大学で教鞭を執る経験豊富な人物だ。noteでの美術館や学芸員に関する連載も人気を博しており、その知見と経験が本書に存分に活かされている。

また、本書の前作である『学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話』も好評を博しており、すでに8刷を重ねている。美術館の舞台裏が垣間見える内容で、本書と合わせて読むことで、より深く美術の世界に没頭できるだろう。

日本美術に興味はあるものの、どこから手をつければいいか分からない人や、美術館めぐりをより楽しみたい人にとって、この『学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話』は、まさに待望の一冊と言えるだろう。日本の文化遺産への理解を深め、美術鑑賞の楽しさを存分に味わいたい方には、ぜひ手に取ってほしい一冊だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000021463.html