竹久夢二の秘蔵浮世絵コレクション、初公開!岡山の美術館で「YUMEJI and UKIYOE」展開催


岡山市の夢二郷土美術館本館で、2025年6月24日から9月7日まで、特別企画展「YUMEJI and UKIYOE」が開催される。本展では、竹久夢二が自ら制作した大判スクラップブック「艸(そう)」が初めて一般公開される。このスクラップブックには、歌川広重や喜多川歌麿など、約28人の浮世絵師による170点以上の浮世絵が収められており、夢二の美意識や創作への影響を探る貴重な資料となっている。
展示では、夢二が浮世絵の何に魅了され、どのようにその要素を自身の作品に取り入れたのかを探る。江戸趣味や南蛮趣味、美人画、風景画などのモチーフや木版画制作へのこだわりを紹介しながら、浮世絵と夢二作品を比較展示する。大正ロマンを代表するアーティストとして知られる夢二の芸術世界と、日本の伝統美術である浮世絵の魅力が交差する貴重な機会となりそうだ。
会期中は様々なイベントも予定されている。「ゆかたで美術館♡」では、浴衣姿で来館した方にオリジナル夢二絵はがきをプレゼント。学芸員によるギャラリートークや、浮世絵に関する文化講座も開催される。夏休み期間中は子ども向けのイベントも充実しており、「こども学芸員」によるクイズや、消しゴムはんこを使った版画体験コーナーなど、楽しみながら学べる企画が用意されている。
入館料は大人800円、中高大学生400円、小学生300円。20名以上の団体は2割引、岡山県内の65歳以上の方は1割引となる。開館時間は9:00から17:00まで(入館は16:30まで)で、月曜日が休館日となる。
竹久夢二の芸術世界と浮世絵の魅力が融合した本展は、日本美術ファンにとって見逃せない展覧会となりそうだ。夏の岡山観光の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000455.000052428.html