話題沸騰!翻訳家が贈る海外文学の新しい楽しみ方 - 『ギンガムチェックと塩漬けライム』が3刷決定&トークショー開催へ


海外文学ファンに朗報だ。NHKテキスト「ラジオ英会話」の人気連載を一冊にまとめた『ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作』が大好評を博し、早くも3刷が決定した。著者である翻訳家の鴻巣友季子氏による刊行記念トークショーの開催も決まり、注目を集めている。
本書は、誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説する大人向けブックガイドだ。『嵐が丘』を「不動産小説」として読み解いたり、『ライ麦畑でつかまえて』を太宰治の『人間失格』と比較したりと、斬新な視点で海外文学の魅力を伝えている。また、翻訳者ならではの原文の読み解きや英語トリビアも満載で、翻訳家志望者や英語学習者にも魅力的な一冊となっている。
鴻巣氏は本書のまえがきで、「外国文学の『へんてこさ』や『ふしぎ』を楽しんでいた」と語り、その魅力を「ギンガムチェックと塩漬けライム」というユニークなタイトルに込めた。この言葉には、異文化への憧れと、先達翻訳家への敬意が込められているという。
刊行を記念したトークショーは2025年7月1日、東京・神保町のPASSAGE SOLIDAで開催される。鴻巣氏と作家の中島京子氏が、今こそ読み返したい外国小説について語り合う予定だ。現地参加とオンライン視聴の両方が用意され、サイン入り書籍付きのチケットも販売される。
さらに、鴻巣氏はEテレ「100分de名著」6月放送回にも出演中。マーガレット・アトウッドの『侍女の物語』『誓願』を取り上げており、本書と併せて楽しむことができる。
海外文学の新たな魅力を発見したい読書愛好家はもちろん、翻訳や英語に興味がある人にとっても、この『ギンガムチェックと塩漬けライム』は見逃せない一冊となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001137.000018219.html