北九州市が推進する「認定ベンチャーキャピタル制度」において、株式会社ゼロワンブースターキャピタルの認定が更新された。この制度は、スタートアップを「稼げるまち」の原動力と位置づける北九州市が、スタートアップ・エコシステムを形成するパートナーとしてベンチャーキャピタル（VC）を認定するものだ。

認定VCから出資を受けた企業は、市の各種支援策や公募事業で優遇されるなど、資金調達面・事業展開面で大きな後押しを受けることができる。北九州市は「第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市」としても選定されており、スタートアップ支援に力を入れている。

ゼロワンブースターキャピタルの立山冬樹パートナーは、「北九州市の製造業の歴史や北九州学術研究都市の存在を活かし、出資・事業共創・人材ネットワークを通じて地域発イノベーション拠点のさらなる形成を支援し、地方経済の活性化を実現していく」と意気込みを語った。

今後の取り組みとして、同社は北九州市を含む地方活性・産業創出型スタートアップへの投資を加速させる方針だ。さらに、市・大学・地元企業と連携し、事業共創プログラムの展開を検討。認定制度を活用し、地域課題解決型ビジネスへの投資枠も拡充する予定だ。

ゼロワンブースターキャピタルは、シード期のスタートアップや事業会社からのスピンオフ企業に投資する独立系ベンチャーキャピタル。事業会社との共創機会を提供し、資金支援に加えて実証・連携を通じた事業成長を一貫して支援している。スタートアップと事業会社、そして社会全体を繋ぎ、日本の事業創造の新たな起点となることを目指している。

北九州市の認定ベンチャーキャピタル制度を通じて、ゼロワンブースターキャピタルの活動がさらに活発化することで、地域のスタートアップエコシステムがより一層充実していくことが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000160982.html