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現代中国演劇の名作『非常麻将』が日本語で初上演!東京・横浜で話題沸騰の舞台が開幕

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報道発表
プレスリリースより

現代中国演劇の傑作『非常麻将(フェイチャン・マージャン)』が、ついに日本人キャストによる日本語上演を果たす。新進気鋭の劇団「三人之会」が手がけるこの公演は、2025年7月31日から東京・シアター・バビロンを皮切りに、8月15日からは横浜・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIでも上演される。

『非常麻将』は2000年に北京で初演され、現代人の不安や無力感を鋭く描き出し、大きな反響を呼んだ作品だ。日本でも過去に中国語での上演が行われたが、今回が初めての日本語翻訳上演となる。

物語は、マンションの一室で義兄弟の契りを交わした4人の男たちが最後の麻雀の一局を打つ約束をしたところから始まる。しかし、2番目の義兄(老二)が現れず、残された3人が老二について語り始めるが、その話にはどこか食い違いが…。将来への不安や自己の存在意義への疑問を巧みに描き出す本作は、現代社会を生きる私たちの心に強く響くだろう。

出演には今井聡、牧凌平、谷津恒輝、田中綸という実力派俳優陣が名を連ねる。演出を手がけるのは、中国演劇や能を題材に領域横断型の舞台芸術作品を制作している奥田知叡だ。

奥田は「コロナ禍以降、本作が抱く将来への不安、永久不変の真理に対する不信感にも強く共感するところです」とコメント。ドラマトゥルクの衛かもめは「中国に関する知識がなくてもお楽しみいただけます。この閉鎖的な空間で、緻密に繰り広げられる三人の会話に耳を傾け、この空間内と外で起こる出来事に、ぜひ想像を巡らせてみてください」と観客への期待を語っている。

チケットは6月24日からカンフェティにて発売開始。前売り券は4,000円、学生券は3,000円(要学生証)となっている。現代中国と日本の架け橋となる本公演は、演劇ファンのみならず、文化交流に興味がある方にもおすすめだ。この機会に、言葉の壁を越えて届けられる普遍的な人間ドラマを、ぜひ劇場で体感してほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003154.000013972.html