東京造形大学が2026年に迎える創立60周年を記念し、新たなロゴが発表された。このロゴには、大学の歴史と未来への展望が巧みに表現されている。

新ロゴは、大学の徽章の原型であるイオニアスパイラルをモチーフに、「6」と「0」の数字を組み合わせたデザインとなっている。これは「クリエイティブなスパイラルを巻き起こしながら前進する」という大学の姿勢を象徴している。また、60周年記念事業のテーマである「造形の未知なる分野、新たな才能の探求」に基づき、未知の領域に挑戦する姿勢と新たな才能の湧出を表現している。

このロゴは、グラフィックデザイン専攻領域の長井健太郎教授によってデザインされ、2025年度から2026年度にかけて開催される様々な記念事業や広報活動で使用される予定だ。

60周年を記念する企画の一つとして、「生きるキャンパス展 〜ZOKEI 学びの環境とその広がり〜」が2025年10月6日から11月17日まで開催される。この展覧会では、東京造形大学の宇津貫キャンパスの変遷と、キャンパスとともに歩んできた学びの歴史を振り返る。建築模型、版画、イラストレーション、写真など、多様な分野の教員と学生が参加して作り上げる展示となる。

1966年に八王子市で開学した東京造形大学は、デザインと美術を「造形」という広い視点から捉え、固定概念にとらわれない柔軟な発想力で学生の独自性を育む教育を実践してきた。60周年を迎えるにあたり、大学はさらなる革新と成長を目指している。

新ロゴと記念展示を通じて、東京造形大学の過去の成果を称えるとともに、未来への期待が高まっている。芸術とデザインの分野で常に先駆的な役割を果たしてきた同大学が、これからどのような「未知なる分野」を開拓していくのか、注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000111373.html