【アート界注目】7つの国際的アーティストが集結!TOKASの成果発表展「リンガ・フランカ」第2期が開幕


トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2025 成果発表展『リンガ・フランカ』」の第2期が、2025年7月5日から8月10日まで開催される。本展では、海外の提携機関に派遣された5名のアーティストと、TOKASレジデンシーに滞在した2名の海外アーティスト、計7名による作品が展示される。
展覧会のテーマである「リンガ・フランカ」は、異なる言語を話す人々の間で使用される共通言語を指す。参加アーティストたちは、各地のレジデンス滞在中に異文化交流を深め、その経験を凝縮させた作品を発表する。
注目の参加アーティストには、ベルギーで女性たちの集団生活を研究したAKONITO、ベルギーの国民食フリットを題材に文化的習慣を探求した綾野文麿、韓国のシャーマニズムを通じて魂の回復を考察する金サジ、日本語とフィンランド語の類似性に着目した小宮知久、沖縄から台湾への疎開をテーマに文字と人間の心の共鳴を表現する露木春那らが名を連ねる。
また、海外からの招聘アーティストとして、中国の陳哲(チェン・ズ)が仏教と神道における焚香の歴史を探り、アメリカのクリストファー=ジョシュア・ベントンが中東、日本、アフリカをつなぐ海洋真珠取引の歴史に焦点を当てた作品を発表する。
会期中には、アーティストによるトークイベントやパフォーマンスも予定されており、来場者は作品鑑賞だけでなく、アーティストとの直接的な交流も楽しめる。
本展は、異なる文化背景を持つアーティストたちの視点を通じて、私たちが普段意識していない世界や事柄に触れる機会を提供する。それは、固定観念から解放され、互いを理解するための新しい「言語」を獲得する貴重な体験となるだろう。
アートを通じて国際交流の醍醐味を味わえる本展は、美術ファンはもちろん、異文化コミュニケーションに興味がある方にもおすすめだ。トーキョーアーツアンドスペース本郷で開催されるこの展覧会は、夏の文化イベントとして注目を集めそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000822.000038211.html