「マイダイアリー」脚本家・兵藤るり氏が向田邦子賞受賞!清原果耶ら出演者からの祝福に感動の涙


テレビドラマ界の名誉ある賞、第43回向田邦子賞の贈賞式が東京都内で開催された。今回の栄えある受賞者は、ドラマ「マイダイアリー」の脚本を手がけた兵藤るり氏。若干27歳にして、この権威ある賞を手にした兵藤氏の快挙に、業界内外から注目が集まっている。
贈賞式では、兵藤氏が感動的なスピーチを披露。「この賞は、私の本を信じて最後まで見届けてくださった視聴者の方、最後まで丁寧に演じてくださった役者の方、スタッフの方のためにもらうのだ」と語り、作品に関わった全ての人への感謝の気持ちを表した。また、向田邦子氏への敬意や、恩師である坂元裕二氏との縁にも触れ、脚本家としての自身の歩みを振り返った。
「マイダイアリー」の出演者からも、兵藤氏への祝福の言葉が寄せられた。主演の清原果耶は「るりさんが大切に紡いだ数々の言葉を優希を通して発した時に、『なんて、人を傷つけないで誰かの心を温められる力の強さを持った言葉たちなんだろう』とすごく感銘を受けながら撮影させていただいておりました」と、脚本の魅力を語った。
佐野勇斗も「脚本を読んだ時に、すごく面白くて、『この作品に出演したいな』と思いました」と兵藤氏の才能を絶賛。望月歩は「10年後、20年後、僕がふと思い出す時間の一つはこの作品なんじゃないかな」と、作品への深い愛着を示した。
1996年生まれの兵藤氏は、お茶の水女子大学を中退後、東京藝術大学大学院で脚本を学んだ。2020年のNHK総合「就活生日記」で脚本家デビューを果たし、わずか4年で向田邦子賞という大きな栄誉を手にした。今後の活躍にも期待が高まる中、兵藤氏は「ただひたすらストイックに、丁寧に誠実に作品に向き合っていくことが自分にできること」と、今後の創作への意欲を語った。
「マイダイアリー」は、2024年10月から12月にかけてテレビ朝日系で放送される予定の青春ドラマ。大学生活を舞台に、若者たちの日常や成長を温かく描き出し、視聴者の心を掴むことが期待されている。この受賞を機に、再び注目を集めることは間違いない。
向田邦子賞は、テレビドラマ界の巨匠・向田邦子氏の功績を讃えて1982年に制定された。毎年、前年度に放送されたテレビドラマの中から、最も優れた脚本を選出している。兵藤るり氏の受賞は、若手脚本家の台頭を象徴する出来事として、テレビドラマ界に新たな風を吹き込むことだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003129.000006568.html