東京都美術館の開館100周年を記念して、スウェーデン絵画の魅力を存分に堪能できる特別展「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」が2026年1月27日から4月12日まで開催される。この展覧会は、スウェーデン国立美術館の協力のもと実現した、日本でのスウェーデン絵画展だ。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、スウェーデンの若手芸術家たちはフランスで学んだ技法を自国の文化と融合させ、独自の表現方法を確立した。彼らは自然や身近な人々、日常の輝きを情感豊かに描き出し、スウェーデン美術の黄金期を築いた。本展では、この時代に生み出された名作の数々を通じて、北欧特有の感性や生活観に迫る。

展示作品はすべてスウェーデン人作家によるもので、「自然」「光」「日常のかがやき」をキーワードに、現代のスウェーデンを象徴するウェルビーイングな暮らしのルーツを探ることができる。厳しくも豊かな自然や、日常へのあたたかなまなざしが作品に表現されており、スウェーデンならではの魅力を存分に味わえるだろう。

近年、世界的に注目を集めているスウェーデン絵画。本展では、スウェーデンの国民的画家カール・ラーションや劇作家としても知られるアウグスト・ストリンドバリをはじめ、スウェーデン絵画の名品が一堂に会する。質・量ともに充実したコレクションを通じて、北欧美術の新たな魅力を発見できるはずだ。

東京都美術館での開催後は、山口県立美術館や愛知県美術館への巡回も予定されている。北欧の光と日常のかがやきを感じられるこの貴重な機会を、ぜひ見逃さないでほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000163881.html