別府の魅力が詰まった夢のバス!障がい者アーティストが描く「杉乃井ホテル」ラッピングバスが街を彩る


別府温泉の名門「杉乃井ホテル」が、地元の障がい者アーティストとコラボレーションした斬新なプロジェクトを始動させる。2025年7月から、アーティスト集団「naNka」所属の障がい者アーティストがデザインしたラッピングバスの運行を開始するのだ。
このバスは、単なる送迎車両ではない。別府の魅力を凝縮した、走る芸術作品だ。両側面には、湯けむりを基調とした昼と夜の風景が描かれ、杉乃井ホテルの各館をイメージした宇宙を泳ぐクジラやイルカが躍動する。さらに、障がい者アーティスト・小野雅大さんによる愛らしい動物たちが、別府の街や杉乃井ホテルで遊ぶ様子も表現されている。
前面には別府の伝統産業である竹細工の網目模様とカマキリが、後面には別府駅と「別府観光の父」と呼ばれる油屋熊八の像が描かれるなど、細部まで別府への愛が詰まっている。障がい者アーティストならではの自由な発想から生まれた、見る人の心を温かくするデザインだ。
このプロジェクトは、別府市が推進する文化芸術振興と地域活性化の取り組みに呼応したもの。杉乃井ホテルは、アートを通じて地域と障がい者アーティストを繋ぐ架け橋となることを目指している。
株式会社naNka代表の梅本弥生さんは、「支援の先にある共感と協業を大切にしています。アーティストとご家族、企業、行政、そして社会がひとつにつながるとき、彼らの未来の仕事が生まれ、障がい者アートの可能性は大きく広がると信じています」と語る。
このラッピングバスは、2025年7月から2028年6月まで、杉乃井ホテル敷地内およびJR別府駅までの送迎ルートを走行する予定だ。別府を訪れる観光客や地元の人々の目を楽しませ、心を温めることだろう。
杉乃井ホテルは、このプロジェクトを通じて、サステナビリティへの取り組みも強化。環境への配慮や地域との共生など、5つの重点テーマに沿って持続可能な施設運営を実践していく。
別府の街を彩る新たなアート作品として、多くの人々の注目を集めることは間違いない。障がい者アーティストの才能と、温泉街の魅力が融合した、この特別なバスに乗って、別府の新しい魅力を発見する旅に出かけてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000420.000101028.html