福岡の中心地・天神に、アートと文化の新たな発信拠点が誕生する。大丸福岡天神店が天神出店50周年を記念して、東館エルガーラ5階に九州最大級の「ARTギャラリー＆カフェ」をオープンすることが発表された。

この新スペースは、アートギャラリー、次世代型ギャラリー、そしてアートカフェの3つの要素で構成される。まず注目すべきは、巨匠から新進気鋭のアーティストまで幅広い作品を展示する「ART GALLERY」だ。オープニング特別展では、日本画家・村上裕二氏の作品展をはじめ、中島健太氏や福井江太郎氏など、注目のアーティストによる展示が予定されている。

さらに、東京で人気の「gallery UG」が福岡に初進出。デジタルアート専門ギャラリー「NOX GALLERY」とのコラボレーションにより、リアルとデジタルが融合した斬新な展示空間が実現する。約9m×2.4mの大型LEDビジョンを設置し、最先端のデジタルアートも楽しめるという。

カフェスペースには、福岡発のアパレルブランド「CALL＆RESPONSE」がプロデュースする「CALL COFFEE」が出店。アート作品からインスパイアされたオリジナルメニューやスイーツを提供し、五感で楽しむアート体験を提案する。

オープニングを飾るのは、8月29日から開催される一連のイベント。深町健二郎氏や鮎川陽子氏らによるトークショー、人気アーティストの新作お披露目、音楽イベントなど、多彩なプログラムが用意されている。特に注目は、デジタルアートギャラリー「NOX GALLERY」がプロデュースするDJ・VJイベントだ。

大丸福岡天神店は、このアートスペースを通じて「あたらしい暮らしとアートの循環を生み出す活動」を展開。福岡市が推進する「Fukuoka Art Next」の理念に沿い、アートを通じて福岡・天神の魅力向上を目指す。

アートと文化が融合する新たなランドマークとして、大丸福岡天神店の「ARTギャラリー＆カフェ」は、福岡の街に新たな彩りを添えることだろう。アート愛好家はもちろん、カフェ好きや若者たちの新たな集いの場として、その展開が期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003232.000025003.html