東京都が運営する東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）が、コンテンツIP分野の起業家を発掘・支援する新たなビジネスプランコンペティション「TCIC IP INNOVATION AWARD (TIIA) 2025」の開催を発表した。このプログラムは、魅力的なIPアイデアを基軸とした優れたビジネスプランを表彰し、コンテンツ産業におけるスタートアップの成長を後押しすることを目的としている。

TIIAは、書類審査とプレゼンテーション審査を通じて優れたビジネスプランを選出・表彰する。ファイナリストには、ビジネスモデルの構築や法人設立に必要なナレッジ提供、VCやコンテンツ事業会社とのマッチング機会も提供される。最優秀賞には300万円、優秀賞には150万円の賞金が用意されており、さらにTCICコワーキングスペースの1年間利用権や資金調達に向けた伴走支援など、充実した特典が用意されている。

応募資格は、東京都内で事業を行う法人（創業10年未満）・個人事業主、または東京都内で起業を予定している方。オリジナルIPのアイデアがあり今後創業または事業拡大を考えている方、またはIPのアイデアはまだないがビジネスアイデアを持っている方が対象となる。対象となるIPの例として、アニメ、小説・コミック、実写作品、ゲーム、VTuber、メタバース、WEB3・NFTなど、幅広いジャンルが挙げられている。

募集期間は令和7年9月1日から10月23日17時まで。応募方法や詳細は公式ホームページで確認できる。また、9月17日には本プログラムの説明会とエンタメ社会学者・中山淳雄氏による基調講演「コンテンツ産業のゼロイチー コンテンツスタートアップのためのビジネスチャンス」がオンラインで開催される予定だ。

TCICは、このプログラムを通じてコンテンツ関連産業の活性化と日本のコンテンツ産業の振興に貢献することを目指している。コンテンツIPの可能性に賭ける起業家たちにとって、大きなチャンスとなりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000161381.html