ミステリ小説愛好家にとって見逃せないビッグイベントが今年も開催される。第71回江戸川乱歩賞と第78回日本推理作家協会賞の贈呈式が11月4日（火）、東京・豊島区のあうるすぽっとで行われるのだ。注目すべきは、この贈呈式に一般読者が参加できるという点だ。

今年の江戸川乱歩賞を受賞したのは、野宮有氏の『殺し屋の営業術』。前代未聞の「殺し屋営業マン」をテーマにしたこの作品は、超ハイレベルな選考会を制して栄冠を手にした。一方、日本推理作家協会賞では、長編および連作短編部門で古泉迦十氏の『崑崙奴』が選ばれている。

贈呈式では、受賞者による喜びのスピーチや選考委員による講評、さらには「乱歩像」や「名入り時計」といった正賞の授与も行われる。会場では乱歩像の展示も予定されており、ミステリファンにとっては垂涎の的となりそうだ。

参加希望者は9月1日午後2時から24日午後5時までの期間に、オンラインで申し込みが可能。全席無料で、1人2枚まで申し込めるが、応募者多数の場合は抽選となる。結果発表は10月3日以降を予定している。

この贈呈式は、国内ミステリ界最大級のイベントであり、普段は接する機会の少ない著名なミステリ作家たちが一堂に会する唯一無二の機会だ。東野圭吾、湊かなえといった人気作家も選考委員として登壇予定。ミステリ文学の魅力に触れ、その世界観を肌で感じられる絶好のチャンスと言えるだろう。

ミステリ愛好家はもちろん、文学に興味がある人や、作家志望の人にとっても、刺激的な体験になることは間違いない。この機会を逃さず、ぜひ応募してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007612.000001719.html