老舗総合週刊誌「週刊文春」が、2025年9月11日号から大幅リニューアルを行うことが発表された。刊行に先立ち、注目の新連載6本のラインナップが明らかになり、読者の期待が高まっている。

今回の新連載には、ミステリー界の巨匠・東野圭吾による「ガリレオ」シリーズ最新作「日常る（つづける）」をはじめ、村山由佳の問題作「GAME―ゲーム―」、綿矢りさの新境地「りさは優雅に暮らしたい」など、錚々たる顔ぶれが名を連ねる。

特筆すべきは、ジャニーズ事務所所属タレントの中丸雄一が「推して推されて」というタイトルで連載をスタートさせること。アイドルが週刊誌で連載を持つという異例の試みに、業界内外から注目が集まっている。

さらに、新書大賞を受賞した三宅香帆による「令和新語採集」や、歴史家・本郷和人の「インテリジェンス関ヶ原」も加わり、多彩なジャンルを網羅する充実のラインナップとなっている。

リニューアルに伴い、48年間表紙を飾ってきた和田誠氏の絵に代わり、新しいデザインの表紙が採用される。竹田聖編集長は「さらに面白く、より深く、もっと役に立つ雑誌になりたい」と意気込みを語り、スクープや調査報道にも一層力を入れていく姿勢を示した。

創刊以来、読者の知的好奇心を刺激し続けてきた週刊文春。今回のリニューアルでは、ページ数を40ページ増やすなど、さらなるパワーアップを図っている。総合週刊誌の実売部数21年連続1位を誇る同誌が、どのような進化を遂げるのか、多くの読者が注目している。

リニューアル第1号となる2025年9月11日号は、9月4日に発売予定。定価は550円（税込）だ。新しい週刊文春が、どのような話題を提供し、読者の心を掴むのか、今から目が離せない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000753.000043732.html