学生服メーカーのカンコー学生服が、高校生のボランティア活動を表彰する「高校生ボランティア・アワード2025」に協賛し、山口県立宇部商業高等学校商業研究部に特別賞を贈呈した。この賞は、子どもたちの体験格差解消に取り組む同校の活動が評価されたものだ。

宇部商業高校商業研究部は、家庭の経済状況によって生じる「体験格差」の解消を目指し、地域の彫刻とリアル謎解きゲームを組み合わせた無料イベントを実施。子どもたちに特別な体験を提供することで、将来の進路や自己肯定感に影響を与える社会問題に取り組んでいる。

カンコー学生服の選考理由には、「子どもたちの未来を見据えた活動」「地域の財産を活かした取り組み」が挙げられており、同社の理念との親和性が高く評価された。副賞として、障がい者アーティストによる「エイブルアートTシャツ」が部員全員に贈られる。

受賞した宇部商業高校の生徒たちは、「活動が評価されて光栄」と喜びを表現。今後は県外からの参加者も増やし、より多くの子どもたちに新鮮な体験を提供したいと意気込みを語った。

カンコー学生服は「未来に、エールを。」をスローガンに掲げ、学生と学生生活を支える活動を展開。同社が運営する「カンコー学生工学研究所」では、子どもたちの成長や時代のニーズを研究し、新たな価値の創出に取り組んでいる。

この取り組みは、単なる企業の社会貢献活動にとどまらず、次世代を担う若者たちの可能性を広げる重要な一歩となりそうだ。今後も、このような産学連携の取り組みが広がり、子どもたちの豊かな成長につながることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000208.000085588.html