銀座の老舗「永井画廊」がメタバースに進出!アートの新たな楽しみ方とは?
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銀座の老舗ギャラリー「永井画廊」が、デジタル時代に対応した新たな取り組みを始めた。クロスコ株式会社が提供する「METAGOメタバースギャラリー」サービスを採用し、「NAGAI ART GALLERY Virtual Annex(永井画廊バーチャル別館)」を開設したのだ。
1971年創業の永井画廊は、日本を代表するギャラリーとして知られている。代表取締役の永井龍之介氏は、多くの画家やアーティストを世に送り出すだけでなく、テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」への出演や著作活動でも有名だ。
今回開設されたバーチャル別館では、永井画廊で開催された展覧会をそのままメタバース空間に再現。展覧会を見逃した人や遠方の人でも、いつでもどこからでも作品を鑑賞できるようになった。さらに、YouTubeで配信された作家と永井氏の対談コンテンツも視聴可能だ。
現在、メインホールでは千住博氏のコレクション展が開催されており、「ウォーターフォール」や「フラットウォーター」といった代表作を楽しむことができる。また、過去の企画展もアーカイブとして公開されており、メタバースの特性を活かした展示方法が採用されている。
このバーチャル別館の開設に合わせ、実際の永井画廊では9月17日から29日まで「鈴木淳也展」が開催される。この展覧会では、メタバース空間との連動企画として、作品の制作過程を再現した映像や、スマートフォンで聴ける音声ガイドなども用意されている。
クロスコ株式会社が提供する「METAGOメタバースギャラリー」サービスは、アーティストや展覧会主催者が自由に作品を展示できる空間を提供。鑑賞者はメタバース内を自由に動き回って作品を観賞したり、ツアーなどのイベントに参加したりすることができる。
この取り組みは、アートの新たな楽しみ方を提案するだけでなく、リアルとデジタルを横断した新しいコミュニケーション空間の創出を目指している。今後、さらに多くの美術館やギャラリーにこのサービスが広がることで、バーチャル上のアート体験の可能性が大きく広がることが期待される。
アートファンにとっては、時間や場所の制約を超えて名作を鑑賞できる機会が増えることになり、アーティストにとっては新たな表現の場を得ることになるだろう。メタバースギャラリーの登場により、アート業界に新たな風が吹き込まれそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000134168.html