中村航選 プロットだけ大賞 第9回 入選 ライアー・メッセージ



-第9回-
結果発表

お題ログライン
引きこもりのゲームオタクが、バーチャル世界で出会った美少女アバターの正体を知り、現実世界での関係性を築こうとする話。
入 選

「ライアー・メッセージ」
湊(著)
4.3★★★★★
カテゴリ 犯罪 ミステリー 小説
舞台・世界観
引きこもりでゲームオタクの聖は、仮想空間で美少女アバターを使用する人物と出逢う。アバター使用者の正体は仮想通貨の創始者であるとの噂があり、聖は真相を探るべく、頭脳戦を仕掛けるが……
登場人物 聖(21)
男性。引きこもりでゲームオタクの青年。

「この世の全てはゲームだからね」
モトナカ(年齢不詳)
男性(?)。世界初の仮想通貨の創始者。巨額の富を保有している。

「頭脳の旅へ君を招待しよう」
深瀬(23)
男性。元公安警察官。直情的な性格。

「何年もかけてここまで追い詰めたんだ」
ストーリー
第1章
引きこもりでゲームオタクの聖は、仮想空間で出逢った美少女アバターの正体が、仮想通貨の創始者である、サトル・モトナカではないか、と噂がある事を知る。驚いたことに、モトナカはあっさり正体を認める。
第2章
100万〜110万ATC(仮想通貨単位)という巨額の富を保有し正体不明のモトナカ。頭脳戦の攻防の果てに居場所を突き止めたが、隠れ家には、驚いたことに先客でモトナカを監視していた深瀬がいた。
第3章
深瀬と協力しモトナカを追い詰める。深瀬とモトナカはボートの上で揉み合い両名、川へ転落する。驚いた事に、対岸で成り行きを見守っていた聖は、自分自身を深瀬として生きる事を決意する。
第4章
更にモトナカの個人情報にアクセスし偽造する。正体を永遠に不明にする為に。これで世間の目から逃れられるだろう。聖ことサトルが本物の、サトル・モトナカなのだから。
中村先生からの一言コメント

「ライアー・メッセージ」は、仮想通貨の創始者であるサトルモトナカと名乗る人物を、主人公と警察官が追う話。だが最後、主人公こそがサトルモトナカだったという驚愕のどんでん返しに驚いた。素晴らしい。
※中村先生の大賞選評は2025年秋号にて
掲載中です
掲載中です

最新号
公募ガイド 2025年秋号
- 種類
- 雑誌版
- 金額(税込)
- 880円
- 支払方法
- コンビニ, カード