人気画家・山口晃氏と妻の梅村由美氏による初の夫婦合作エッセイ『ヒゲのガハクごはん帖』が、2023年10月6日に集英社から発売される。本書は、「食」を軸に夫婦の日常や旅の思い出を綴った珠玉のエッセイ集だ。

山口氏は、伝統的な日本画と西洋画材を融合させた独特の画風で知られる。一方、梅村氏は山口氏のエッセイ漫画『すゞしろ日記』で「カミさん」として描かれてきた人物。本書は、そんな妻からの"ささやかな逆襲"とも言える一冊となっている。

全17篇のエッセイは、自宅での食事から海外旅行での珍しい食体験まで、多岐にわたるテーマを扱う。梅村氏の軽妙洒脱な文章に、山口氏の160点以上におよぶモノクロ挿画が絶妙にマッチ。夫婦ならではの息の合った掛け合いが、読者を楽しませてくれる。

特筆すべきは、全体の7割以上のページに挿画が入る贅沢な仕様だ。山口氏のファンはもちろん、食や夫婦エッセイ好きにも強くアピールする内容となっている。また、山口氏が挿画の中で妻へのツッコミを入れる場面も。妻目線の文章と夫目線の挿画が織りなす、新しい形のエッセイとして注目を集めている。

本書は、ウェブメディア「MON ONCLE」での連載を書籍化したもので、カバーと表紙は山口氏の描き下ろし。梅村氏にとっては執筆デビュー作となる。A5判208ページ、定価2,310円（税込）で、幅広い読者層に向けて発売される。

食にまつわる夫婦の日常を、絵と文で楽しむ新感覚のエッセイ。山口晃ファンはもちろん、食や夫婦の物語が好きな方にもおすすめの一冊だ。『ヒゲのガハクごはん帖』で、ユーモアと愛情に溢れた夫婦の食卓をのぞいてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000773.000011454.html