大人気絵本作家ヨシタケシンスケの最新作『お悩み相談 そんなこともアラーナ』が、都内の地下鉄駅をにぎわせている。白泉社から2025年10月3日に発売されたこの本の宣伝として、都内20駅に特別広告が登場し、通勤・通学客の目を引いている。

広告には、各駅を利用する人々をイメージした8種類の完全描き下ろしイラストが使用されている。新宿駅や浅草駅、三田駅など、東京の主要駅に掲出されたポスターには、その土地柄に合わせたユニークなお悩みとそれに対するヨシタケ流の回答が描かれている。

『お悩み相談 そんなこともアラーナ』は、ヨシタケシンスケ特有のユーモアと洞察力で、日常のちょっとした悩みに対して「まあ、そんなこともアラーナ！」と受け入れる方法を提案する一冊。「うまくいくはずだ」という前提を疑うことから始まり、「美しい逃げ方」や「楽しいあきらめ方」を通じて、読者の心を軽くすることを目指している。

この広告キャンペーンに加えて、全国14店舗の大型書店では「お悩み相談ポスト」が設置されている。読者はここに悩みを投函すると、運が良ければヨシタケシンスケ本人からの回答が得られるかもしれないという。

ヨシタケシンスケは、『りんごかもしれない』などのベストセラー絵本で知られ、MOE絵本屋さん大賞を7度も受賞している実力派作家だ。2022年から開催されている「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は全国16か所で合計100万人を動員し、絵本界の第一人者としての地位を不動のものにしている。

都内の地下鉄駅に掲出されているこのユニークな広告は、2025年10月12日まで見ることができる。通勤や外出の際に目にした人々の間で話題を呼び、SNSでも多くの投稿が見られるなど、新作本への期待が高まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002039.000046848.html