箱根の温泉地として名高い強羅エリアに、新たな高級温泉旅館が誕生する。株式会社NBIホールディングスが、同地域での温泉旅館への投資プロジェクトを開始したと発表した。このプロジェクトは、同社が掲げる2027年3月までの300億円投資計画の一環として位置づけられている。

NBIホールディングスは、「MACHIづくり共創会社」として地方創生および地域活性化を目指し、ホテルや旅館などへの不動産投資事業を展開している。今回のプロジェクトでは、2025年10月に箱根強羅の既存温泉旅館を取得。今後、投資家との協業によりリニューアル工事を実施し、デザイン性に優れたラグジュアリーグレードの温泉旅館へと生まれ変わらせる計画だ。

対象となる物件は、神奈川県足柄下郡箱根町宮城野に位置し、敷地面積は約6,691平方メートル（約2,024坪）、延床面積は約1,960平方メートル（約593坪）を誇る。この広大な敷地を活かし、高品質な滞在体験を提供する施設へと再構築される。

NBIホールディングスの代表取締役を務める金谷隆行氏は、星野リゾートや投資会社での経験を持つ業界のベテラン。これまでに約2,000億円を超えるホテル不動産投資や企業買収の実行、上場REITの立ち上げなど、豊富な実績を有している。

同社は2025年4月より全国のホテル・旅館等への投資を開始しており、今回の箱根強羅プロジェクトもその一環。今後も国内機関投資家や金融機関との協力のもと、積極的な投資を展開していく方針だ。

箱根は年間約2,000万人が訪れる人気の観光地。新たな高級温泉旅館の誕生は、地域の魅力向上と経済活性化に大きく貢献することが期待される。温泉好きや旅行愛好家にとって、今後の展開が楽しみなプロジェクトと言えるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000158019.html