大阪の街を彩るアートプロジェクト「ART SCRAMBLE」が、第10弾の展示をスタートさせた。グランフロント大阪の北館せせらぎのみち沿いの壁面に、新進気鋭のアーティストによる2点のミューラルアート作品が登場。2年ぶりの展示再開となる今回は、shogo ogoshi（ogoogo）と YANG YANGという2名のアーティストが手掛けている。

ogoshiの作品「人人人人...」は、街に集まる様々な人々の姿を描いたもの。知り合いや見知らぬ人など、同じ空間で混ざり合う人々の様子を表現している。一方、YANG YANGの「Walking」は、人それぞれの歩き方や進み方を表現。走ったり踊ったり立ち止まったりと、自由に進んでいく様子を描いている。

プロジェクト・ディレクターを務める椿昇氏は、「アートスクランブル」の意義について語る。「続くこと・続けることを前提に、環境負荷を低減したプログラムを組むスマートさに、全ての組織や領域が全力を傾けなければ我々の未来は確実に萎縮する」と述べ、このプロジェクトが大阪を世界的な文化拠点に育てる核になると確信を示した。

キュレーターのMon Koutaro Ooyama氏も、アートの持つ力について言及。「楽しんでる事が伝播していって、周りの緊張をほぐして面白くしてくれるような、、アートってそんな力もあんのん？」と、アートが持つ人々を和ませる力を強調している。

「ART SCRAMBLE」は2021年3月にスタートし、これまでに32点の作品を展示してきた。今回の第10弾展示は2025年10月10日から2026年3月まで予定されており、グランフロント大阪を訪れる人々に新たな驚きと発見をもたらすことだろう。

アートを通じて街とつながり、日常に新しい彩りを加える「ART SCRAMBLE」。グランフロント大阪を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。きっと、いつもと違う街の表情に出会えるはずだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000128925.html