ケータイ小説の先駆者として知られるYoshiの代表作「恋バナ」が、2025年10月15日に待望の文庫化を果たす。累計150万部を突破した平成の大ベストセラーが、20年の時を経て令和の読者の心を掴もうとしている。

2005年の単行本刊行時、「恋バナ」は若者を中心に圧倒的な支持を集め、文芸書売上ランキングで初登場1位を獲得。Yoshiに寄せられた数多くの恋愛相談メールをもとに紡がれた物語は、恋に悩む人々の心に強く響いた。さらに、倖田來未とのコラボレーション楽曲「flower」もミリオンセラーを達成し、まさに恋愛のバイブルとして多くの読者の支持を得た。

今回の文庫版では、過去に「赤」「青」の2冊に収録された全10話から厳選された5話が再編集されて収録される。「理由」「笑顔」「告白」「傷」「元カレ」と題された各話では、登場人物たちが恋愛を通じて苦悩し、涙し、そして前を向いて生きていく姿が描かれている。恋に傷ついたときに心に響くおばあちゃんの言葉、声を失った路上ミュージシャンへの切ない恋、自傷行為で生きる実感を得ようとする少女の葛藤など、リアルな感情が綴られている。

令和の時代に生きる私たちにとっても、恋の喜びや苦しみは普遍的なテーマだ。SNSやマッチングアプリの普及で恋愛の形は変化しても、心の奥底にある感情は変わらない。そんな現代の読者の心にも、きっと「恋バナ」は深い共感を呼ぶだろう。

さらに、巻末には恋の喜びや悲しみに寄り添う「恋の詩」が特別収録されており、読者により深い感動を与えることだろう。Yoshiの紡ぐ言葉が、恋する全ての人々に新たなメッセージを届ける。

「恋バナ 赤」（著：Yoshi）は、2025年10月15日に双葉社より630円（税抜）で発売予定。20年の時を超えて蘇る名作が、現代の恋愛観に新たな風を吹き込むことは間違いない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000154323.html