94歳スペイン人神父が死刑囚と向き合う!映画『教誨師と死刑囚』制作支援クラファンがスタート


株式会社クリーク・アンド・リバー社が協力する坂口香津美監督のドキュメンタリー映画『教誨師と死刑囚』の制作支援プロジェクトが、クラウドファンディング・プラットフォーム「Motion Gallery」でスタートした。本作は、死刑制度が存置する日本において、教誨師として死刑囚と向き合う94歳のスペイン人神父の視点を通じて、罪と罰というテーマに挑むドキュメンタリー作品である。
死刑制度の在り方を問う意欲作
国際的には廃止の潮流がある一方で、世論調査では国民の8割が死刑制度を容認する日本。本作の主人公は、東京都千代田区麹町にあるカトリック麹町教会の協力司祭、ハビエル・ガラルダ神父だ。1931年マドリード生まれの同神父は、2000年から東京拘置所で教誨師として日本人の死刑囚と面会活動を続けている。
映画では、ガラルダ神父の長期間にわたる教誨活動を撮影することで、取り返しのつかない罪を犯した死刑囚の今と、死刑制度を有する現代日本の罪と罰の向き合い方を伝える。面会直後の撮影に応じる神父の言葉や表情からは、限られた時間の中で「ともだち」と呼ぶ死刑囚と共有した濃密な心の交流が感じられるという。
独立した制作体制で表現の自由を追求
本作は「表現はあらゆるものから完全に自由であるべき」との考えから、いかなる組織や団体からの資金援助も受けていない。制作費は、監督の坂口香津美氏とプロデューサーの落合篤子氏が設立した株式会社スーパーサウルスが、これまでの作品の上映収入や日々の仕事で得た資金を充てている。撮影は2021年4月から開始され、2026年2月に終了予定だ。
クラウドファンディングの目標金額は350万円で、締切は2026年4月17日。リターンには、監督からの直筆お礼メールや関係者試写への招待、映画前売券、DVD、エンドロールへの名前掲載などが用意されている。坂口監督は「一人ひとりが、その問いに考えをめぐらし、人間の真のあり方を見つめる映画になる」とコメントを寄せた。劇場公開は2027年秋を予定しており、東京での公開後、全国展開を目指す。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004597.000003670.html