ダリアが自動発注AI「α-発注」導入、発注業務の属人化を解消


発注業務の属人化解消を目的に「α-発注」を導入
自動発注AI「α-発注」を提供する株式会社infonervは、美容業界向け商材の卸売事業を展開する株式会社ダリアが、発注業務の属人化解消と欠品リスク低減を目的に「α-発注」を導入したことを発表した。同社では、これまで特定の担当者1名に依存していた発注業務を、4名でカバーできる体制へと移行している。あわせて、欠品の発生リスクをシステム上で把握・検知できるようになり、欠品量は約半分程度まで改善した。発注業務の標準化と可視化を進めることで、会社としての業務リスクを低減し、安定した物流運営を実現している。
発注業務が特定の担当者1名に依存する状態が続く
株式会社ダリアでは、長年にわたり、発注業務の多くを特定の担当者1名が担う体制が続いていた。発注数量の判断は、前任者の勘や経験に大きく依存しており、他のメンバーは「なぜその数量になるのか分からない」状態だったという。また、発注ミスが発生しても気づきにくく、数量の桁間違いや欠品といった人為的リスクを内包した運用になっていた。同社情報システム部部長兼物流部副部長の橋田氏は、「欠品や過剰在庫以前に、その人しか発注できないという状態そのものが、会社として大きなリスクだと感じていた」と当時を振り返る。
柔軟な機能調整と精度への納得感が導入の決め手に
複数の選択肢を検討する中で、同社が「α-発注」を選択した理由の一つが、卸売業という自社の業態に合わせて、柔軟に機能調整・改善を行ってもらえた点だった。橋田氏は「こちらの業態・実務に合わせて柔軟に調整してもらえた。単なるシステム導入ではなく、一緒に作っていくという印象が強かった」と語る。導入前にはトライアル期間を設け、実際に数か月間「α-発注」を実運用した結果、欠品量が明確に減少したこと、発注精度の高さを実感できたことが、本導入の決め手となった。
発注業務の個人依存からチーム運用体制へ移行
2025年に物流部仕入課マネージャーの久松氏が仕入業務に本格的に関わるようになり、特定の担当者に依存しない発注体制づくりが本格化した。久松氏を中心に、現場メンバーと並走しながら運用を整理・共有し、短期間で複数名が発注業務を担える体制へと移行している。久松氏は「1週間ほど担当者と一緒に『α-発注』を使えば、操作感や考え方はだいたい掴める。そうやって改善を重ねることで、発注業務自体は問題なく回せるようになった」と述べている。その結果、従来は1名に集中していた発注業務を、現在は4名でカバーできる体制を構築し、休暇取得もしやすくなり、業務面だけでなく、現場の心理的負担軽減にもつながっている。
欠品の大幅改善と発注工数の削減を実現
導入効果として、発注業務の属人化解消に加え、欠品リスクをシステム上で把握できるようになり、欠品量は約半分程度まで改善された。久松氏は「『α-発注』がなければ、今の精度での発注は正直できなかったと思う。同じことを人の手でやろうとすると、どうしても確認に時間がかかりますし、ミスを完全に防ぐのも現実的ではなかった」と評価する。また、1物流あたりの発注作業時間が、従来の3から4時間から約1時間程度に短縮され、約71.5パーセントの時間削減を達成した。業務効率化により、イレギュラーな大口発注対応や社内会議への参加、これまで手を付けられなかった改善業務への着手など、発注以外の業務にも十分な時間を充てられるようになっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000077888.html