平山郁夫展が日本橋三越本店で開催、シルクロードから平和への軌跡をたどる


平和を描き続けた画家の画業を一堂に
日本橋三越本店では、2026年2月20日から3月2日まで、本館7階催物会場にて「平山郁夫展 平和の旅路 ―シルクロードから日本へ」を開催する。平山郁夫シルクロード美術館所蔵作品による、画家の生涯を振り返る展覧会だ。
平山郁夫(1930–2009)は、仏教伝来やシルクロードの歴史を丹念に取材し、文化や民族を越えて人類が共有してきた「精神の風景」を作品に刻んだ。日本画家としての創作活動にとどまらず、ユネスコ親善大使として文化財保護と世界平和にも尽力し、その画業は絵画表現と思想とが深く結びついた軌跡でもある。
全長約30mの大作シリーズを公開
本展では、《大シルクロード・シリーズ》8連作をはじめ、《平成の洛中洛外》、そして未完の絶筆《窓辺の花》まで、画業を象徴する名品を一堂に公開する。《窓辺の花》は平山郁夫シルクロード美術館の館外では初めての展示となる。
第1会場では「シルクロード」をテーマに、全長約30mに及ぶ《大シルクロード・シリーズ》8連作を展示。砂漠を行くキャラバンや人々の祈り、遥かな古代の記憶が、連作の圧倒的なスケールとともに来場者を包み込む。第2会場では「ふるさとの景色」をテーマに、《平成の洛中洛外》《燦・瀬戸内(輝く瀬戸内海)》などの日本の景色を描いた作品の数々を展示している。
文化財保護への取り組みも紹介
本展では画家としての創作にとどまらない側面にも光を当てる。ユネスコ親善大使としての文化財保護や国際交流への取り組みを資料や年表で紹介し、作品に込められた思想と実践の軌跡を併せてたどることができる。
関連イベントとして、2月21日には東京藝術大学名誉教授の手塚雄二氏が、2月28日には文化財保護・芸術研究助成財団専務理事の小宮浩氏がギャラリートークを行う。また、本館7階の無料観覧スペースでは三越伊勢丹所蔵の平山郁夫作品3点を特別展示するほか、会場出口前では版画作品やミュージアムグッズの販売も行われる。
入場料は一般1,200円、大学生1,000円で、高校生以下は無料。開場時間は午前10時から午後7時まで(最終日は午後6時閉場)となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003036.000008372.html