公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

村山由佳さん最新長編『DANGER』、シベリア抑留を克明に描いた書影公開

タグ
報道発表
プレスリリースより

バレエと戦争を通じて希望を描く最新長編

直木賞作家・村山由佳さんの最新長編『DANGER』(デインジャー)の書影が公開された。本作はバレエと戦争を通じ、どん底に堕ちてもなお希望を見出そうとする人々を描いた、愛と哀しみの物語である。

舞台は1990年代。バレエ団の来日公演に合わせ、編集者の水野果耶と記者の長瀬一平は世界的振付家・久我一臣にインタビューをし、記事を書くことになる。当初は久我の半生を辿りつつ、戦前戦後の日本バレエを紹介するつもりだったが、彼が語り始めた過酷なシベリア抑留体験は、思ってもみなかった縁を掘り起こしていくのだ。

父の体験から生まれた入魂の作品

村山さんは「父の体験を聞かされて育った私にとって、『シベリア抑留』はいつか必ず向き合わなくてはならないテーマでした」とメッセージを寄せている。戦争の愚かしさを生の声で語れる人が減り、反比例するように世界がキナ臭くなるばかりの昨今、いま書かなくてどうする、と取り組んだのが本作だ。

重たい題材だからこそ、ぐいぐい読めるように心を砕いたという。圧巻の物語世界を、オカダミカさんによる美しい装画とともに楽しめる。

『DANGER』書籍情報

著者の村山由佳さんは1964年東京都生まれ。1993年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞している。

『DANGER』は2026年2月26日発売予定。四六判ハードカバーで、定価は2,530円(税込)となる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002653.000047877.html