富士通のヘルスケアAIにLivetoonが音声技術を提供


医療機関向けAIエージェントに日本語音声技術を提供
株式会社Livetoonは、富士通株式会社が推進するヘルスケアAIエージェントの実証実験において、音声合成および音声認識技術を提供したことを発表した。2025年8月27日に富士通が公開したヘルスケア特化型AIエージェント実行基盤の構築プロジェクトに、Livetoonは音声技術パートナーとして参画している。
本プロジェクトは、医療機関の経営効率化と安定的な医療サービスの提供を目的とし、受付・問診・診療科分類などの業務を自動化するAIエージェントの開発を進めてきた。
超低遅延と高精度を実現した音声技術
Livetoonが提供した日本語音声合成技術は、短文120ミリ秒、長文760ミリ秒という最速級の処理速度を実現する。エンタメ域91.5%、ビジネス域90.0%の読み上げ精度を誇り、医療用語の読み分けを高精度で処理できることが特徴だ。
音声認識技術では、従来の2,000ミリ秒から200ミリ秒への10倍速化を達成した。医療現場特有の環境音にも対応し、問診や受付での自然な対話を正確にテキスト化できる。
国内外の複数プロバイダーから選定された技術力
プロジェクト期間中、日本語の漢字読み分けや医療用語の発音精度において、Livetoonは国内外の複数の音声技術プロバイダーからファーストチョイスとして選定された。富士通からは「音声読み上げ特有の違和感がかなり小さく驚いた」との評価を受け、当初検討されていた他社技術からLivetoonの技術への切り替えが実現している。
最高技術責任者の長嶋大地氏は、AI開発者であると同時に医師としての経験も持つ。フルスクラッチで開発した純国産の音声技術が、医療機関の業務負担という深刻な課題解決の一助となることに大きな意義があるとコメントした。代表取締役の木下恭佑氏は、AIが効率や利便性を超えて、人と社会に新しい物語を生み出すことを目指すと語っている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000142578.html