伊東豊雄監修、子どもの想像力で「平和の島」を創造 ミラノ・サローネ2026開催


5カ国100人の子どもたちによる国際建築プロジェクト
2026年4月、世界最大のデザインイベント「ミラノ・サローネ(Salone del Mobile.Milano)」期間中、イタリア・ミラノのスーパースタジオにて、建築家伊東豊雄氏による総合監修のもと、国際プロジェクト「国際子ども建築模型展 –One Earth こころの家」が開催される。
本プロジェクトは、日本・イタリア・ポルトガル・フィンランド・スウェーデンの5カ国の大学と子どもたち約100人が参加し、「こころの家」をテーマとした建築模型を制作・展示する国際的な教育・文化プロジェクトである。DESIGN ASSOCIATIONの国際プロジェクトとして企画され、クリエイティブディレクター川崎健二が企画・会場構成を担当している。
子どもの想像力が未来社会のヒントに
世界では戦争や環境問題など、分断が深まる時代が続いている。こうした時代だからこそ、子どもたちの想像力から未来の社会を考える試みとして本プロジェクトは構想された。本プロジェクトの原点は、建築家伊東豊雄が2011年に東京・恵比寿でスタートした「伊東豊雄子ども建築塾」である。この活動は、子どもたちが建築や都市について自由に考え、模型制作やワークショップを通じて創造力を育む教育活動として始まった。その活動に影響を受け、DESIGN ASSOCIATIONはこれまで、弘前、愛媛、札幌、東京・青山などでワークショップを開催し、子どもたちと建築家が共に創造する場として発展させてきた。
東京ワークショップで20人が参加
日本のワークショップは2026年2月21日~23日に東京大学本郷キャンパスにて開催された。全国から公募で選ばれた小学5・6年生20人が参加し、建築家・千葉学東大教授らの指導のもと、「こころの家」の模型制作を行った。最終日には子どもたちが伊東豊雄氏に直接プレゼンテーションを行い、想像力を表現した。
「PEACE ISLAND」が象徴するメッセージ
テーマは「One Earth –こころの家」であり、地球はひとつであり、人々のこころもつながっているという思想を表現している。子どもたちは自分にとっての「こころの家」を建築模型として表現し、それらはミラノの会場で一つにつながり、「PEACE ISLAND(平和の島)」という象徴的な空間を形づくる。国際メディア発信のキャッチフレーズは「From small hands, PEACE ISLAND rises. One Earth – House of the Heart」であり、5カ国100人の子どもたちの小さな手から、平和の象徴が生まれることを表現している。
各国の参加大学と建築家による展示
参加大学は東京大学(日本)、Politecnico di Milano(イタリア)、ESAD Arte&Design(ポルトガル)、Umeå School of Architecture(スウェーデン)、Aalto University(フィンランド)である。各国で制作された約100点の建築模型がミラノに集まり、スーパースタジオにて展示される。展示空間では、子どもたちの模型が一体となり「PEACE ISLAND」という象徴的なランドスケープを形成する。その周囲を、伊東豊雄、妹島和世、千葉学、藤本壮介、クラインダイサムアーキテクツ、大西麻貴+百田有希(o+h)の6組の建築家が同じテーマで模型を制作し、エールとともに包み込む形となる。
ミラノ・サローネ2026の期間中に開催
会期は2026年4月21日~26日(ミラノ・サローネ期間中)で、会場はSuperstudio(Via Tortona, 27, 20144 Milano MI, Italy)である。イタリア大使館レセプションは2026年2月3日に駐日イタリア大使館にて開催され、本プロジェクトに参加する6名の建築家が出席した。また、ミラノ公式パーティーは2026年4月21日(火)17:00より、ミラノ工科大学(Politecnico di Milano)にて開催される。主催は一般社団法人DESIGN ASSOCIATION、リベラルアーツ協会であり、外務省が後援している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000040099.html