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769校から6校を表彰「届けよう、服のチカラ」アワード開催

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参加型イベント
報道発表
プレスリリースより

全国769校の参加から優秀校6校が表彰される

ファーストリテイリンググループとUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が協働する「届けよう、服のチカラ」プロジェクトの2025年度アワードが2月12日に開催された。全国から769校が参加する中、優秀な取り組みを実施した6校が国立科学博物館に招待され、表彰されている。このプロジェクトは2013年に開始した学習プログラムで、着なくなった子ども服を回収し、難民や国内避難民などの子どもたちへ届ける取り組みである。

学生たちの創意工夫あふれるプレゼンテーション

参加校の学生は、服の回収方法や情報発信戦略を自ら考え、実行してきた。プレゼンテーションでは企画立案から実践までの活動が紹介され、各校の独自の視点や工夫が随所に見られた。特に印象的だったのは、地域の方々を巻き込むための情報発信の取り組みである。チラシやポスター制作に加えSNSを活用した発信など、小学生・中学生・高校生それぞれの世代ならではのアプローチが展開されていた。学生たちは「難民問題に関心をもつことができた」「自分事化できた」といった声を寄せており、本プロジェクトが社会課題を自分ごととして捉え、主体的に考え・行動する力を育む機会となっていることがうかがえた。

難民の実体験が学生へ与えた深い感動

プレゼンテーション終了後、ミャンマー出身で難民として2017年に来日した、ユニクロで働くニン・サン・ホイさんをゲストに迎えたトークセッションが行われた。言葉が通じない中での接客やレジ業務の苦労、同僚が作成した暗記用シートで必死に言葉を覚えた経験、周囲の温かい支えに励まされたエピソードなどが語られた。幼少期に新しい服を買えなかった経験に触れ、「新しい洋服に囲まれて働けることが嬉しい。今は、自分が着た服を母国の家族や周囲にも送っている」と話すサンさんの姿は、参加者に「共に協力し、共に生きること」の重要性を改めて伝える機会となった。

最優秀校はアワード史上初のダブル受賞

厳正な審査の結果、長岡市立宮内小学校および東京都立小平南高等学校が最優秀校に選出され、アワード史上初となるダブル受賞となった。長岡市立宮内小学校は、能登半島地震の募金活動やカンボジアへの文具支援など、これまでの活動の延長線上に本プロジェクトを位置づけ、さらなる学びへと発展させた点が高く評価された。また、東京都立小平南高等学校は、学生が一丸となり地域との連携を強め、大きな組織としての力を創り上げた点が際立っていた。さらに、UNHCR特別賞には新潟県立村上桜ケ丘高等学校が選ばれ、「ヒーロー」というキャラクターを用いた工夫が評価されている。

参加校の学生たちが得た気づきと学び

長岡市立宮内小学校の学生は「一人ひとりのチカラは小さくても、みんなで協力すれば大きなチカラになることを学びました」と話し、5,707枚の服を回収した成果を報告している。東京都立小平南高等学校では13,482枚の服が集まり、学生たちは「難民の子どもたちに使ってもらい、喜んでもらえたらうれしい」との期待を寄せている。各校の学生からは、難民問題への関心の高まり、当たり前の日常の大切さへの気づき、そして社会貢献への実感といった多くの学びが報告されており、本プロジェクトが単なる服の回収活動にとどまらず、国際的課題への理解を深める重要な教育の場となっていることが明らかになった。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000068550.html