『乱歩と千畝』コラボ紙ファイル完成、同窓会の絆を紙に刻む


直木賞候補作『乱歩と千畝』の装画を紙製品に
激動の昭和初期に交錯する江戸川乱歩と杉原千畝の二人の運命を描き、直木賞候補となった人気小説『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』(作:青柳碧人/画:鳩山郁子/新潮社)。この小説の魅力を一層引き立てる鳩山郁子氏の装画を忠実に再現した紙ファイルが完成した。二人の主人公の出身校である旧制愛知五中(現在の愛知県立瑞陵高等学校)同窓会『瑞陵会』向けに製作されたもので、2026年2月から入会記念品として配布予定である。
同窓の絆を象徴する3種類のイラスト採用
採用されたイラストは3種類。封筒国内シェアNo.1株式会社イムラの印刷技術を駆使し、鳩山郁子氏の繊細な線画を『紙エール』上に再現している。これらのデザインは、同窓の出会い、対話、未来への歩みを象徴し、旧制愛知五中と瑞陵高校の校章を共通で取り入れている。イラスト①は小説の表紙を忠実に再現し、銃や本、着物姿の女性などのモチーフが物語のミステリアスな時代感を呼び起こす。イラスト②は立ち姿の二人を描き、着物と洋服のコントラストが向き合うポーズで友情の深さを示唆している。イラスト③は並んで親しげに歩く後ろ姿で、同窓の絆を視覚的に表現している。
新素材『紙エール』が懐かしさを身近に
商品に採用された『紙エール』は、王子マテリア株式会社と株式会社イムラが開発した透過性を持つ新しい紙素材だ。細かな線画の印刷が可能で、その温もりのある質感は、同窓の懐かしさを身近に感じさせるものとなっている。2024年日本文具大賞サステナブル部門優秀賞を受賞した素材であり、小説冒頭の「出身校から遠く離れた地で生活する少し年の離れた二人が、同窓であることをきっかけに偶然知り合う」というエピソードにちなみ、懐かしいつながりを感じるきっかけとなることが期待されている。
事業承継を機に実現した新商品開発
本商品を企画したのは、小説の二人の主人公の出会いの地・早稲田で、封筒向け紙卸を主業とする富国紙業である。創業60年、BtoBの紙卸売が中心だったが、電子化による紙需要減少のなか『新たな紙需要の創出』をミッションに掲げ、事業承継による新体制で新商品開発に取り組んだ。開発を主導したのは、事業承継を機に取締役に就任した瑞陵高校OBであり、富国紙業が長年築いたノウハウとネットワークを活用し、取引先の株式会社イムラから『紙エール』の提供と微細印刷技術の協力を得て実現したものだ。
有名人モチーフの記念品化を検討
富国紙業では、当商品が出版社にとってIPビジネスの拡大に取り組みやすい商材との想定のもと、日本各地の同窓会に呼びかけ、有名人をモチーフにしたカスタムデザインの紙エール製品を提案し、記念品としてシリーズ化を進めたいと考えている。ご興味のある出版社・同窓会関係者のお問い合わせを受け付けている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000171483.html