少年事件の「その後」を考える─山﨑裕侍『償い』読書会開催
重大少年事件の継続的な議論を実現する読書会
少数株ドットコム株式会社は、山﨑裕侍氏による著書『償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って』(文藝春秋)をテーマとした読書会を、練馬政治研究会および民事8部監視委員会との共催により開催する。重大な少年事件や凶悪犯罪については、事件発生時に大きく報道される一方で、加害者の「その後」や、社会復帰の現実について継続的に議論される機会は多くない。本読書会は、こうした現状を踏まえ、刑罰終了後も続く加害者の人生、家族の苦悩、地域社会との関係、社会的評価の変化を検討することを目的としている。
約25年の継続取材で明らかになる「処罰の後」
山﨑裕侍氏は、テレビ朝日の「ニュースステーション」「報道ステーション」でディレクターを務め、死刑制度や少年事件を専門取材してきた報道キャップである。現在は北海道放送(HBC)のコンテンツ制作センター報道部エグゼクティブマネージャーとして活動している。著書『償い』は、約25年にわたる継続取材を通じて、加害少年6人の人生と向き合い、「処罰の後」に残る現実を記録している点に特徴がある。これまで感情論に偏りやすかった少年事件の議論を、事実と長期取材の記録に基づいて整理する機会となる。
「償い」と「更生」の現実を考察する検討テーマ
読書会では、以下の観点を中心に議論が行われる予定である。「償い」とは何か(刑罰終了後の責任のあり方)、更生と再犯の分岐点はどこにあるのか、加害者家族が背負う社会的負担、少年院・刑務所の更生機能の実態、報道と被害者・遺族との関係、処罰と再出発のバランスをどう考えるかなどが主要なテーマとなる。参加者は、事実関係の整理と論点の可視化を通じて、冷静で再現性のある議論へと導かれるであろう。
2026年3月上旬にZoomで開催、参加費無料
読書会は2026年3月上旬(予定)に、Zoomオンラインセッションで開催される。参加費は無料で、事前登録制となっている。申し込みはinfo@shosukabu.com 宛に件名に「『償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って』読書会参加希望」と明記のうえ、お申し込みください。本読書会は、特定の刑事政策や司法制度、価値観を押し付ける場ではなく、参加者がそれぞれの立場で考えるための「理解の土台」を提供することを目的としている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000158730.html