量子技術の実装段階へ、川崎市が3月に成果報告会開催


量子コンピューティング技術の社会実装を推進
川崎市は令和8年3月17日(火)、「量子実証 川崎モデル創出事業」の成果報告会を開催する。同市では、量子コンピューティング技術を活用して地域課題・行政課題に挑む事業を推進しており、本イベントは採択されたモデル事業の成果を報告する場である。量子技術はもはや研究室の中だけの技術ではなく、交通、施設運営、都市運営、サプライチェーンなどの分野において、さまざまな最適化課題の解決に活用される「実装フェーズ」へと進みつつある。
屋内スポーツ施設の予約最適化を実証
成果報告では複数のテーマが紹介される。テーマ1では、屋内スポーツ施設予約の最適化の実証を報告する。川崎市の屋内スポーツ施設における事前優先予約調整業務では、各団体の希望に沿った日程と施設を提供するための調整に多大な時間と労力を要していた。量子計算技術を用いることにより、多数のパラメーター(希望日時、施設、付帯施設など)を含む大規模データを処理し、最適な予約の調整結果を短時間で導き出すアプリケーションが開発された。登壇は株式会社Quanmaticと川崎市市民文化局市民スポーツ室である。
オンデマンド交通の停留所・ルート最適化を検証
テーマ2では、オンデマンド交通における停留所・ルート最適化検証の取組を紹介する。川崎市はバス運転手不足に対応できる地域交通のサービス維持に向けて、民間事業者と連携しAIを活用したリアルタイム配車を行うデマンド交通の本格運行に向けた取組を進めている。利用者の利便性向上と利用者数の増加を図るため、複雑な条件下での最適化を得意とする量子コンピューターを用いて、利用データを踏まえた停留所配置や運行ルート設計の最適化に向けた検証を実施した。登壇はNECソリューションイノベータ株式会社と川崎市まちづくり局交通政策室である。
開催概要と申込方法
開催日時は令和8年3月17日(火)13:30~16:30で、会場は川崎市役所本庁舎2階ホール(川崎市川崎区宮本町1番地)である。定員は100名(先着順・無料)で、プログラムには川崎市が目指す量子イノベーションパークの紹介や、株式会社Fixstars Amplifyの源勇気氏による社会や企業での活用事例紹介、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)加藤宏明氏によるユースケース創出に向けた取組紹介、名刺交換会が含まれる。申込はロゴフォームから受け付けており、本イベントは後日、期間限定のアーカイブ配信も予定されている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000381.000031052.html