船舶用迷彩ラズル・ダズルを時計で実現、スピニカーが500本限定モデル発売


視認性を放棄する前衛的な迷彩デザイン
スピニカーの『フルース 40 オートマティック ラズル・ダズル リミテッドエディション』は、かつてない前衛性を備えた腕時計である。英国人アーティスト・クリス・アレクサンダーがデザインを手掛けた、500個限定のこのモデルは、ダイアルに施された不均一な線の太さ、法則性のわからない配置、激しいコントラストによって、見る者の視線を幻惑させる。ラズル・ダズルは、かつて英米の軍艦や輸送艦で用いられた歴史ある迷彩パターンで、2026年2月27日に発売予定だ。
第一次世界大戦の船舶迷彩から着想
ラズル・ダズル迷彩は、主に第一次世界大戦時に船舶用迷彩として使われていた。ハイコントラストかつ幾何学的なストライプやブロックが施すことで、その対象の形状や進行方向、距離感を錯覚させ、敵の攻撃から逃れることを目的としていた。通常の迷彩が風景に溶け込んで存在を隠そうとするのに対し、ラズル・ダズル迷彩は逆に目立たせた上で敵を幻惑させようとする、実に異質なパターンである。この迷彩は前衛美術「キュビズム」の思想と強い親和性があり、パブロ・ピカソが「キュビズムの芸術家たちがラズル・ダズルを発明した」と語ったという逸話がある。
手作業で表現される精密な幾何学模様
かつてラズル・ダズル迷彩が船体一つひとつに手作業で塗装されていたのと同じく、この時計のダイアルとベゼルもすべて手作業によって表現されている。シンプルなバトン針や、バーとドットを組み合わせたインデックスは、ラズル・ダズル迷彩の幾何学模様と高い親和性を持つ。秒針やロゴ、ベゼルの目盛りに用いた鮮烈なレッドカラーは、強烈なインパクトを与えた上で迷彩効果を果たそうという、このパターンらしい配色だ。6時位置には、デザイナーであるクリス・アレクサンダーの異名「THE DIAL ARTST」が刻印されている。
昼夜を問わず輝くラズル・ダズル効果
見る者を惑わそうという意思は、昼夜を問わない。ハンドペイントされた塗料には蓄光素材も含まれており、暗所においても鮮やかなラズル・ダズル迷彩を視認できる。機械式ムーブメントはMIYOTA cal.9039で、シースルーになったケースバックから精密な動きを堪能できる。ローターにはスピニカーのロゴとクリス・アレクサンダーのサインが記され、蓄光塗料によって暗所でほのかな光を灯す。
ヴィンテージな趣を持つクラシック時計
19世紀にインスピレーションを受けた「フルース 40 オートマティック」は、懐かしくも味わい深いディテールを凝縮したコレクションである。表面に丸みを帯びた逆回転防止ベゼルやシンプルなインデックスには、ヴィンテージな趣が宿る。中ゴマに細かな楕円状パーツを配したライスブレスレットは、高い装着感をもたらすとともに、クラシカルなデザインでも輝きを放つ。ラズル・ダズル迷彩デザインを採用したこのコラボレーションは、海洋の創意工夫に敬意を表するとともに、スピニカーのウォッチメイキングとクリス・アレクサンダーの芸術的センスが見事に融合した「身につけられるアート作品」と呼ぶべき一本だ。
発売情報と限定数
『フルース 40 オートマティック ラズル・ダズル リミテッドエディション』は、型番SP-5165-11で、価格は82,500円(税込)となる。限定は500本で、発売日は2026年2月27日、予約開始は2026年2月20日である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001809.000025284.html