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池上彰館長と考える現代アート展、社会性強い作品を深掘り

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報道発表
プレスリリースより

池上彰と考える現代アート新シリーズが開幕

公益財団法人角川文化振興財団が運営する角川武蔵野ミュージアムは、2026年3月28日(土)~7月6日(月)の期間、『池上彰と考える現代アート Vol.1 Empowered by Taguchi Art Collection 「われわれが何をしたのか」』を開催する。会場は同館4Fエディットアンドアートギャラリーで、館長を務める国際ジャーナリストの池上彰が、アートと社会の関係性を紐解く新しい展示シリーズの第一弾となる。

アートと社会の文脈で作品を読み解く展示構成

本展では「アートの文脈」と「社会の文脈」という二つの視点から作品を分析する試みを行う。2023年に同館が開催した「タグコレ 現代アートはわからんね」では、美術史の文脈とコレクションの文脈をわかりやすいテキストで提示し、作品とテキストを等価に扱う新たなアプローチを展開した。今回の展示では会場をエディットアンドアートギャラリーに移し、より社会性の強い、強度ある作品に焦点を当てる。単なる色彩や形態の表現にとどまらない、現代アートが持つ本質的な作品の力を体験できる展示シリーズとして展開される。

南アフリカの社会問題を題材にした彫刻作品を展示

シリーズ第一弾として展示されるのは、南アフリカ出身のアーティスト、ハルーン・グン=サリーによる《センゼニナ/Senzenina(われわれが何をしたのか)》(2018年)である。17体の人体彫刻によって構成された本作は、2012年8月に南アフリカ北西部マリカナにある英資本ロンミン社のプラチナ鉱山で実際に起こった事件をもとに制作された。アーティストであると同時に活動家でもあるハルーン・グン=サリーは、彫刻やインスタレーションなどの表現を通じて、社会に内在する問題や不正義に鋭く切り込む作品を発表してきた。事件当時の実際の報道資料や関連書籍などとあわせ、あらゆる角度から作品を鑑賞できる構成となっている。

文脈とアート体験が調和する展示環境

エディットアンドアートギャラリーは、独自の知の体系を体験できる図書館空間のブックストリートと直結している。ギャラリーに隣接する書架には、アート関連の書籍や資料が並び、来場者は作品を鑑賞しながら、その場で疑問や関心を書籍へと接続することができる。対話型鑑賞を取り入れた体験を通じて、複数の視点から作品を検証し、来場者に現代アートをより身近なものとして感じてもらうための新しい試みである。池上彰がアート部門ディレクターの神野真吾とともに、作品を様々な角度から解説することで、社会性を強く内包する現代アートの魅力を引き出す。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000123526.html