日本初の女性化学者・黒田チカの伝記『物が全てを教えてくれる』2月27日発売


「虎に翼」より前、帝大で研究の道を切り拓いた女性
大正時代の日本で、帝国大学は男性のみが学ぶ場だった。しかし幼い頃から学問への熱い想いを抱いていた黒田チカは、尋常小学校入学から佐賀師範学校、東京女子高等師範学校を経て、東北帝国大学理科大学(現在の東北大学)へ入学を果たした。日本初の女子帝国大学生のうちの一人として、世間の嘲笑と制度の壁に直面しながらも、学び続けたのである。
ケルセチンの降圧効果を発見した化学者の軌跡
黒田チカの研究テーマは天然色素だった。誰と争うことなく、自分の道を信じて研究を続けた彼女は、長年の努力で数々の賞を受賞。なかでもタマネギの皮に含まれるケルセチンの血圧降下作用を明らかにした発見は、百年後の現在も私たちの健康を支えている。朝ドラ「虎に翼」で知られる三淵嘉子さんよりも前の時代に、化学の最前線で道を切り拓いた女性がいたのである。
徳間書店から2月27日に新刊発売
株式会社徳間書店は、伊多波碧氏による著書『物が全てを教えてくれる 日本初の女性化学者・黒田チカ』を2026年2月27日(金)に発売する。定価は2,090円(税込)。四六判並製で256ページである。著者の伊多波碧氏は、1972年新潟県生まれで、2023年に「名残の飯」シリーズで第12回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞を受賞。本作を通じて、誰と争うことなく自分の道を信じて生涯研究を続けた黒田チカの姿が描かれている。周囲の偏見や制度の壁に阻まれながらも研究を続けたチカの物語は、読者に元気をもたらすだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001019.000016935.html