懐かしの名作2作が初DVD化、新東宝キネマノスタルジアで2026年6月発売


大河内傳次郎主演『生きている画像』初DVD化
新東宝を代表する文芸作品『生きている画像』が初DVD化されることが決定した。1948年公開のこの作品は、洋画界の鬼才・牧野虎雄をモデルにした孤高の画家・瓢人先生を、大河内傳次郎が演じた傑作である。千葉泰樹監督による淡々とした丁寧な描写により、芸術に生きる者の孤独と矛盾が浮き彫りにされている。
笠智衆は誠実さゆえに報われない芸術家・麦太を印象的に演じ、花井蘭子は不遇の夫を支える妻を自立した女性として鮮やかに表現。藤田進や古川緑波といった実力派が脇を固め、画壇と世俗の空気感の差異を立体的に映し出している。戦後の価値観を色濃く映した本作では、当時の文化や市井の人々の感性も味わえる。
看護学生の苦悩を描く『胎動期 私たちは天使じゃない』
太宰治賞を受賞した十津川光子の原作を新藤兼人が渾身の脚本で映画化した『胎動期 私たちは天使じゃない』も初DVD化される。1961年公開のこの青春映画は、「白衣の天使」という理想と冷徹な現実の狭間で苦悩する看護学生たちを描いた異色の社会派作品である。
三輪彰監督は感情を過度に煽らず、看護師たちの会話や沈黙、仕事の所作を通して抑制されたリアリズムを表現。松浦浪路が規律に抗って学内に緊張を走らせる存在を見事に演じ、池内淳子が物語の軸となる役柄を情感を内面に沈めた演技で表現している。秋田から上京した春子が、厳格な規律と過酷な実習に直面する三年間の経験を通じて、理想と現実の厳しさに向き合う姿が描かれる。
2026年6月3日に同時発売
両作品は2026年6月3日(水)に発売予定で、価格は各4,180円(税込)である。発売元は国際放映株式会社と株式会社ファイヤークラッカー、販売元は株式会社ファイヤークラッカーが務める。最新情報は公式SNSで随時更新されるため、詳しくはFacebookやYoutubeの公式アカウントを参照されたい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002566.000031422.html