AIと音楽創作の未来を考える、デジタルハリウッド大学院セミナー


AIが音楽制作を再定義する
デジタルハリウッド大学大学院は、2026年3月24日に「AI Bricolage Session - Season 2」の3回目となるセミナーを開催する。テーマは「音楽の未来の共鳴」。生成AIの進展により、音楽制作の方法論そのものが再定義されている中、アルゴリズムと人間の創造性の関係を深く検証するイベントである。
このセミナーシリーズは、2025年11月から全5回の開催を予定している連続セッションで、SEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素の融合をコンセプトとする大学院の特色を生かした企画だ。これまでに「シナリオから映像への共創」と「創造の再定義とAI」の2つのセッションが既に開催されている。
業界の実践者と研究者が登壇
3回目となる今回は、デジタル音楽文化を牽引するクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の代表・伊藤博之氏と、音楽情報処理研究の第一人者である産業技術総合研究所の後藤真孝氏がゲストとして登壇する。伊藤氏は2007年に歌声合成ソフト「初音ミク」を企画・展開し、ユーザー参加型の創作文化を世界規模で形成した人物。2013年には藍綬褒章を受章している。
後藤氏は34年間にわたり音楽理解技術と音楽情報処理の研究を推進。日本学士院学術奨励賞や日本学術振興会賞を含む77件の受賞歴を持つ。セッション前半では伊藤氏が音楽の現場におけるAI活用事例を通じて技術と文化の相互作用を論じ、後半は後藤氏が音楽情報処理が切り拓く音楽体験の未来を論じる。
「創造」の本質を問い直す
本セミナーの中核は、単にAIがいかに役立つかではなく、人の創作行為にAIがどのような意味を持つのかを問う点にある。福岡俊弘特命教授がモデレーターを務める中、創造性とAI表現研究に関心を持つ参加者と共に、アルゴリズムが作曲にどこまで関与できるのか、人間の創造性は拡張されるのか、それとも再編成されるのかといった根本的な問いに迫る。
セミナーは2026年3月24日午後7時から午後9時まで、デジタルハリウッド大学駿河台ホール(東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F)で開催される。参加費は1,000円で、定員は100名。申し込みはPeatixで受け付けている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002644.000000496.html