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西予市の米文化を紐解く宿泊型企画展、青凪で3月開催

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報道発表
プレスリリースより

愛媛・西予市の米文化に焦点を当てた企画展がスタート

スモールラグジュアリーホテル「瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新」は、2026年3月10日から5月16日まで、愛媛県西予市の米文化に焦点を当てた宿泊型企画展を開催する。西予市のしめ縄職人・上甲清氏による伝統的なしめ縄を起点に、その背景にある職人の営みや、地域に受け継がれる米文化を掘り下げる企画だ。会期中は西予市の食材を用いた特別朝食の提供、ほうきづくりワークショップ、トークセッションなどが実施される。

企画展開催の背景と西予市の自然環境

瀬戸内リトリート 青凪は、瀬戸内の絶景と安藤忠雄氏設計の建築空間を舞台に「地域のショーケース」として機能してきた。本企画展は、正月展示としてエントランスにしつらえたしめ縄の制作者・上甲氏の思想に触れたことをきっかけに企画された。上甲氏が守りたいと考える西予市の伝統的な田園風景「わらぐろ」は、稲刈り後の藁を円錐状に積み上げて乾燥・保存する愛媛県西予市に残る伝統的な藁文化の風景である。愛媛県南部に位置する西予市は、四国でも珍しい縦じまの地層を有し、約4億年前から現在までの岩石を見ることができる。標高差1,400メートルにわたる自然環境に育まれた土地であり、森・川・海をつなぐ水の循環が、米づくりと人々の暮らしを支えている。

西予市食材を用いた特別朝食と宇和米のこだわり

会期中、すべてのご宿泊者に通常の朝食メニューを西予市の食材を用いた特別朝食に変えて提供する。料理長が実際に現地を訪問し、西予市の風土や生産者の営みを体感したうえで食材を厳選した。本朝食は「宇和米」を美味しく食べていただくことを考えて構成されており、醤油は西予市のものをみりんと合わせ、数日間寝かせて熟成させることでまろやかな旨味が米の甘みを引き立てる。豆腐店「豆道楽」が仕立てる豆乳と「ゆうぼく」の自社牧場で育った三元豚を、豆乳豚しゃぶとしてお楽しみいただける。使用する宇和米は肱川の源流域に近い山あいの地で育てられ、清らかな水が湧き出るその土地は昼夜の寒暖差が大きいことで知られている。この寒暖差が、粒立ちの良さや甘み、噛むほどに広がる旨味を引き出している。

ほうきづくりワークショップとトークセッション

3月29日には、上甲氏との対話を通じて自らの手で暮らしの道具を編み上げるほうきづくりワークショップが開催される。開催時間は10時00分から12時00分、14時00分から16時00分の2部制で、参加費は税込み6,000円、各回10名限定である。4月5日には、わらぐろのある田園風景の保全と次世代への継承をテーマにしたトークセッションが12時00分から14時00分まで開催される。参加費は税込み3,500円で、最小催行人数は20名(最大30名)。トークセッションには、しめ縄づくり実演も含まれる。ワークショップとトークセッションはいずれも、ご宿泊者以外の方もご参加いただける。

関係者プロフィール:しめ縄職人・上甲清氏と風景家・小野豊氏

愛媛県西予市宇和町生まれの上甲清氏は89歳。代々米農家を営む家に生まれ、若い頃はプロ野球選手を夢見るも米農家を継いだ。60歳を過ぎてからわらぐろ保存会を立ち上げ約15年間活動し、資金調達のために始めたわら細工づくりに情熱を注ぎ、独学でしめ縄や鶴亀などのオリジナル作品を生み出している。2021年には孫の智香氏が作品の流通と発信を目的に「孫プロジェクト」を立ち上げ、現在は世代を超えてその技術と想いを伝えている。一方、風景家・小野豊氏は愛媛県松山市生まれで、農業高校卒業後18歳で地元奥本造園に弟子入りした。修行を経る中で、形として残るものと時代とともに消えていくものがあることを実感し、独立後は自然と人が共に在り続ける風景のかたちを確かめるため、様々な業種の人々と交流を重ねながら空間づくりに取り組んでいる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000118716.html