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漢字で祝福を紡ぐ。元PS CTOの書家が描く当て字アート新刊

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ネーミング・愛称
ハンドメイド
報道発表
プレスリリースより

伝統の「当て字」で人気ベビーネームを再定義

オフィスちゃたに株式会社は、漢字を通じて「名前に込められた意味と祝福」を再解釈した書籍『Ink & Blessing - 50 American Boy Baby Names in Auspicious Kanji』および『Ink & Blessing - 50 American Girl Baby Names in Auspicious Kanji』をAmazonにて世界同時発売しました。本書は、米国社会保障局が公表する近年人気のアメリカのベビーネーム・トップ50を題材に、日本古来の「当て字」の技法を用いて構成されています。

欧米の名付け文化が宗教的背景や歴史的人物に由来することが多いのに対し、本書では一文字一文字の意味に親の想いを託すという日本的な発想を取り入れました。名前の響きに寄り添いながら、縁起が良く美しい意味を持つ漢字を丁寧に選定することで、単なる翻訳ではなく、「音」と「意味」を重ね合わせた詩的な表現として名前を捉え直しています。

音と意味の調和を実現する当て字の魔法

本書における漢字の選定は、言語の機械的な置換ではなく、英語圏の名前が持つ音韻に吉祥の意を持つ漢字を合致させる「当て字」の技法を採用しています。日本の漢字体系は、一字一字が独立した表意と表音を保持する多機能な構造を有しており、これが情報に新たな価値を付加することを可能にしています。

著者の茶谷は、『Amy(エイミー)』という名に『恵美(E-Mi)』という漢字を割り当てた例を挙げています。フランス語で「最愛の」を意味するこの響きに、「天の恵み」と「美しさ」が共にある人生を願うアプローチです。このように数千に及ぶ漢字候補から、音韻の調和、文字の造形、および意味の整合性を基準に厳選することで、親から子への最初の贈物である「氏名」に対し、日本文化の文脈に基づいた多層的な祝福を織り成す独自の表現体系を実現しています。

デジタル技術の極致から伝統文化へ

ソニー・コンピュータエンタテインメント元CTOの茶谷公之が、デジタルの領域から書道というアナログ領域に回帰した背景には、先端技術と伝統文化の融合による「価値の再定義」があります。システムエンジニアとして長年ソフトウェアコードの設計に従事してきた茶谷は、漢字を「数千年の歴史を有する、人間精神の洗練された論理構造(コード)」として定義しています。

情報の自動化・効率化が加速し、あらゆるデータが抽象化・記号化される現代社会において、手書きの筆文字による情報の具現化と、名前に内包される持続的な祈念こそが、次世代へ継承すべき本質的な資産であるとの課題意識に基づき、本書は企画されました。全ての漢字は書家としての顔を持つ茶谷が自ら執筆・デジタル化し反映させています。

実用性と文化的価値を兼ね備えた活用方法

本書は単なる名称の紹介に留まらず、実用的なリファレンスおよび文化的な贈答品としての活用を想定し構成されています。著者揮毫による筆文字作品を全ページにわたり掲載しており、電子書籍版に加え、保存性と鑑賞性に優れたペーパーバック版およびハードカバー版を展開。出産祝いや日本文化愛好家へのギフト、アートブックとしての利用に適しています。

命名および改名のインスピレーション源として、欧米の伝統的な名付けに日本的な「文字への願い」を融合させる新たな視点を提供します。また、漢字の構造や「当て字」の論理体系に触れることで、日本語固有の文化概念を深く理解するための教養書としても機能します。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000142159.html