MATSUE Tech-Product Award 2026で最優秀賞受賞。Lunch to Localが提案する地域と学校のつながり


松江で開催されたMATSUE Tech-Product Award 2026
松江市で16回にわたり開催されてきた「松江オープンソース活用ビジネスプランコンテスト」は、昨年度より「MATSUE Tech-Product Award」として新たにスタートした。本大会は、松江から「新しいITプロダクト」を生み出すことを目的に、収益性のみならず独自のアイデアや発想、そして挑戦そのものを評価するコンテストへと進化している。
リニューアル後2回目となる本大会は、全国9都道府県から一般応募(JUMPコース)として37組がエントリーした。2026年2月21日(土)、松江テルサを会場に開催された最終審査会では、1次・2次審査を通過した9組と、ハッカソンプログラム「STEPコース」から進んだ1組の計10組が、熱いプレゼンテーションを繰り広げている。
最優秀賞「Lunch to Local」の革新的な仕組み
最優秀賞に輝いたのは、吉田 利幸さんの「Lunch to Local―まちのお店をまるごと学食化―」である。このサービスは、高校生の昼食環境と地域の弁当事業者をつなぐ注文サービスで、高校生がスマートフォンから地域のお弁当を注文し、学校で受け取ることができる仕組みを実現している。
近年、原材料価格の高騰や人手不足、コンビニ弁当との価格競争などにより、中小の弁当店の経営環境は厳しく、倒産や廃業が増加している。一方で、高校には給食がなく、学食も設置されていない学校が多いため、高校生の昼食は家庭やコンビニに頼らざるを得ない状況にあった。注文を事前に集約することで、店舗は必要な数だけ調理することが可能になり、無駄な仕込みや食品ロスを減らすことができるようになる。小規模な弁当事業者でも参加しやすい仕組みが実現できたのだ。
受賞者からのコメント
吉田さんは受賞コメントで、「この度は『Lunch to Local』をご評価いただき、最優秀賞をいただきましたことを大変光栄に思います。審査員の皆さまをはじめ、本取り組みにご協力いただいた地域のお弁当事業者の皆さまに心より感謝申し上げます」と述べている。本サービスは、高校生の昼食という身近な課題に対して、地域のお店と連携することで新しい解決の形を提案したものであり、高校での実践を通して、地域と学校がつながる仕組みとして形になったという。今後も高校生の昼食をより便利にするとともに、地域とのつながりを生み出すサービスとして発展させていく予定である。
次回開催は2027年2月に予定
次回のMATSUE Tech-Product Award 2027は2027年2月に開催予定となっており、募集開始時期は決定次第、公式ホームページで公開される。松江市役所産業経済部新産業創造課内のMATSUE Tech-Product Award実行委員会では、これからも松江からイノベーションを発信し、夢の実現を後押ししていくとしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000151904.html