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クライオ電顕・FIB-SEMワークショップ岡山大学で開催、100人以上が参加

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報道発表
プレスリリースより

最新研究機器の共用利用促進へ、産学連携を深化

国立大学法人岡山大学は2026年3月6日、津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE)および共育共創コモンズ(OUX)にて、「岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッション~岡山大学クライオ電顕・FIB-SEMワークショップ~」をハイブリッド形式で開催した。本ワークショップは、2024年2月に中国・四国地域に初導入されたクライオ電子顕微鏡「Krios G4」と、2025年11月に西日本に初導入されたクライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」の共同利用を促進し、関連する研究分野の飛躍的発展、また研究者・産業界関係者との連携を深めることを目的としている。当日は学内外の研究者・技術職員・企業関係者など、合計100人以上が参加し、活発な意見交換が行われた。

最先端設備の見学と機器説明で理解を深める

第一部ではKIBINOVEに設置されているクライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」などの見学会を実施した。参加者は最新の設備を前に、担当者からの説明を熱心に聞き、装置の理解を深めた。

学長が機器共用から生まれるネットワーク形成の重要性を強調

共育共創コモンズで実施した第二部では、本学の那須保友学長が開会のあいさつにおいて、「今回のワークショップの目的は、機器の共用利用から生まれるネットワーク形成や、関連する研究分野での学術ネットワークの構築である」と強調した。学長は「研究設備の利用や人材育成などについて、岡山大学がご協力できそうなことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください」と述べている。

クライオ電顕活用の最先端研究3事例を講演

その後、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」における本学の取り組みやTCカレッジの紹介、本学のクライオ電子顕微鏡の機器利用方法などの紹介に続き、クライオ電子顕微鏡を活用して革新的な研究開発を行う産学の研究者3人が講演を行った。北海道大学遺伝子病制御研究所の佐々木諒平氏が「Ribosome脱UFM化機構の構造解析」、横浜市立大学生命医科学研究科の石本直偉士氏が「細菌間における多剤耐性因子伝達機構の構造生物学的研究」、塩野義製薬創薬科学研究所の安楽佑樹氏が「クライオ電子顕微鏡を活用したStructure-Based Drug Design」と題して発表を行い、クライオ電子顕微鏡を活用した研究について異なる視点からの話が提供された。

個別相談会で具体的な活用方法を説明

第三部では、希望者を対象に個別相談会も実施された。本学での機器利用やクライオ電子顕微鏡の具体的な活用方法などについて相談があり、学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎)の沼本修孝准教授らが丁寧に説明した。岡山大学は今後もJ-PEAKSの趣旨に共感し、研究基盤の整備強化とともに機器共用利用のネットワーク構築に引き続き貢献していく方針である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003887.000072793.html