幻の映画が蘇る!松竹の欠落映画3作品が4月テレビ初放送


戦災で失われた映画が奇跡的に蘇る
CS放送「衛星劇場」では、「欠落映画~奇跡的に残存したフィルムが蘇る~」特集を4月に放送する。フィルム原板の一部が破損などの理由で欠落した3作品がテレビ初放送となる。戦災やフィルムの劣化などの理由で「二度と見られない」と諦められていた幻の映画たちだが、その断片が奇跡的に発見され、デジタル修復を経て新たに蘇ることになった。
現存する松竹映画で2番目に古い『酒中日記』
放送は4月1日(水)午前8:30より。1921年制作の『酒中日記』は、監督・賀古残夢、原作・國木田獨歩による作品で、現存する松竹映画で2番目に古い映像作品である。質朴な小学校校長の大河が学校の寄付金を盗まれ、偶然拾った大金を学校のために隠し持つ。これを発見した妻は罪を被り愛児と心中し、悲観した大河は職を辞して大島へ移り、酒浸りの日々を送るという悲劇的なストーリーが展開する。記録上約66分の本編のうち、約30分が残存している。
巨匠マキノ正博の娯楽劇『世紀は笑ふ』
4月3日(金)午後5:45の放送となる『世紀は笑ふ デジタル修復版』は、1941年制作の作品である。監督は巨匠・マキノ正博で、杉狂児、轟夕起子、廣澤虎造、松旭斎天勝ら競演による人情ドラマ。日本海を臨む海岸町の鶴亀座を舞台に、支那ソバ屋を本業とする浪曲師たちが織りなす愛と悲しみの物語が綴られる。オリジナル約103分前後のうち、約94分が現存している。
東海林太郎の大ヒット曲が主題歌『淺太郎赤城の唄』
4月8日(水)午前8:30の放送は『淺太郎赤城の唄』。1934年制作で、監督・秋山耕作による股旅ものの傑作である。東海林太郎が歌う主題歌「赤城の子守唄」が大ヒットした作品として知られている。赤城の山に身を隠す忠治と板割の淺太郎、そして二人の共通の愛妾お照が織りなす切実な人間関係が描かれる。本来は100分前後の作品のうち、約53分が残存しており、「赤城の子守唄」は欠落している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000854.000006470.html