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松戸六実高校書道部が弘法大師賞3年連続受賞、高野山競書大会で最高位

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書道
報道発表
松本真緒さん(プレスリリースより)

高野山競書大会で最高位「弘法大師賞」3年連続受賞

千葉県立松戸六実高等学校の書道部が、和歌山県高野町の高野山で毎年開催される「高野山競書大会」で目覚ましい成績を上げている。最高位である「弘法大師賞」を3年連続で獲得し、書道界で注目される存在となった。

2023年第57回は星萌々香さん(当時2年生)、2024年第58回は安部沙羽さん(当時3年生)、そして2025年第59回は松本真緒さん(3年生)が弘法大師賞を受賞。松戸六実高校書道部の躍進が続いている。

先生と生徒が一緒に歩む「伴走型」の書道環境

このような成功の背景には、顧問の蒲倉梨南先生による独特な教育環境がある。蒲倉先生が5年前に着任した当初から、生徒たちの書道技術は優れていたという。しかし、単なる技術指導に留まらず、先生自身も生徒たちと一緒に書道室で作品を書き、その作品を一般部(大学生及び社会人の枠)に提出している。2022年第56回高野山競書大会では、蒲倉先生も弘法大師賞を受賞した。

蒲倉先生は「生徒たちが書道に向き合う環境がいいのかもしれません」と語る。のどかな住宅街に校舎があり、駅や遊ぶ場所が近くにないことが、生徒たちが書道に集中できる環境をもたらしているという。部室では音楽を聴いたりお菓子を食べたりしながら、みんなで作品について話し合い、書道室が「みんなの居場所」となっている。

「魏霊」でつかんだ念願の最高位

2025年第59回高野山競書大会の弘法大師賞を受賞した松本真緒さんは、小学3年生から習字教室に通い、高校でも書道を続けたいという思いから松戸六実高校に入学した。北魏時代(5世紀)の龍門石窟に刻まれた楷書作品「魏霊蔵造像記」から2文字を取った『魏霊』で受賞を果たした。

松本さんが『魏霊』を選んだ理由は「字面がかっこいい」だという。1年前に金剛峯寺賞を受賞した時に最高位への思いが強まり、1・2年時に先輩たちの弘法大師賞受賞を目の当たりにしたことで「私たちも3年生になったら獲らなきゃ」という決意が生まれた。直前には1日で50枚を超える半紙に書いて大会に挑んだという。

自主性とチーム力で目標を達成

松戸六実高校書道部の強さは、生徒たちの自主性とチーム力にある。部員たちが主体性を持って目標や練習スタイル、大会スケジュールなどを決め、自分らしく個人技を磨いている。「話したいこと、流行りの音楽、好きなお菓子をみんなで共有しながら、みんなで決めた目標の大会で最高位をめざす」というスタイルが、大会連覇へと結実している。

同級生部員5人のうち2人は未経験者だったが、高野山競書大会で金剛峯寺賞を獲得。松本さんは「未経験からでも挑戦できる。やる気があればみんな賞を獲れる」と書道の魅力を語り、「大会に向けてゾーンに入ると、無になって勝手に腕が動く」と経験を述べた。

「書道は一生もの」地域の応援がチカラに

蒲倉先生は自身の師匠からの教え「書道は一生もの」という言葉を胸に、生徒たちと一緒に書道を楽しむ時間を共有し続けたいと考えている。部活を終えてからも書道を続けたいという生徒たちのために、世代を問わず参加できるお稽古の場を勧めている。

また、書道部員の力強い筆字による「今月の言葉」は、毎月楽しみに待つ近隣住民たちもいる。「今月の書はよかったね」「いつも楽しみにしてます」といった地域の応援もチカラとなり、「みんなの居場所」である書道室の筆はさらに走り続けている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000581.000015010.html