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中村航選 プロットだけ大賞 第11回 入選 死者は二度恋をする

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漫画原作・ストーリー原案
プロットだけ大賞
結果発表

-第11回-
結果発表

お題ログライン

死んだはずの兄が別人として生きていることを知った妹が、真実を追うサスペンス。


入 選

「死者は二度恋をする」
アオイソラ(著)

4.3★★★★
カテゴリ ラブストーリー シリアス 犯罪 小説

舞台・世界観

潮風と霧に包まれた港町。過去のひき逃げ事故が、街を牛耳る一族の闇として隠蔽されている。損害保険会社や、警察、特殊清掃員が交錯するプロフェッショナルな現場を舞台に、嘘と本音が入り交じる大人のサスペンス。

登場人物

サキ(25)
女性。血のつながらない兄への愛を抱え、損害保険調査員に。冷静な観察眼で嘘を見抜くプロだが、死んだはずの兄と瓜二つの男性に会い、翻弄されていく。

「私を騙したいなら完璧にやって。その耳を触る癖も、あなたが『死んだはずの兄』だって証拠にしかならない。調査員を甘く見ないで」

リョウ(28)
男性。闇の組織から妹を救うために、事故死を偽装する。現在は証拠隠蔽を請け負う特殊清掃員。妹への禁断の愛を封じ、赤の他人を装うが背後で両親の仇を狙う復讐者の顔も持つ。

「死体とゴミを片付けるのが俺の仕事だ。あんたの探している思い出まで清掃してやりたいが、あいにく専門外でね」

漣(28)
男性。リョウの親友。表向きは無気力な警察官だが、リョウの偽装死を助け、両親のひき逃げ事件の真相究明を画策する。二人の絆を誰より理解し、時に悪役を演じる協力者。

「友情なんて、この街の霧より脆いもんさ。さあ、最高の舞台を用意したぜ。泥沼の中で、お前らなりの愛を証明してみせろよ」

ストーリー

第1章

両親と兄を事故で失い、孤独な損保調査員となったサキ。不審な清掃現場で、死んだはずの兄と瓜二つの男・リョウに出会い冷たく突き放される。しかしながら、右耳に触れる嘘の癖だけは、彼女の知る兄そのものだった。

第2章

兄の偽装死は、一族の闇を暴く潜入捜査だった。サキは「他人」として兄の相棒となり、保険調査の裏技で証拠を掴んでいく。驚いたことに、兄妹の絆を越えた禁断の情が芽生え、二人は後戻りできなくなる。

第3章

豪華客船の宴。漣の銃弾に倒れるリョウ。黒幕が勝利を嘲笑い、事故の真相を自白。しかしながら、それは漣とリョウが仕組んだ死の芝居であり、会場中のモニターに醜悪な自供が映し出され、一族の牙城が崩れ去る。

第4章

事件から一年。兄を二度失ったサキに届いた、差出人不明の保険相談。霧の港で待っていたのは、戸籍も過去も捨てた「一人の男」だった。血縁という呪縛を脱ぎ捨てた二人は、名前のない新しい恋を歩み始める。


中村先生からの一言コメント

サスペンスという言葉のイメージにぴったりで、禁断の恋も熱い。タイトルも引きがある。ドラマ化希望!
※中村先生の大賞選評は2026年春号にて
掲載中です


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