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中村航選 プロットだけ大賞 第11回 入選 ニブンノイチ

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漫画原作・ストーリー原案
プロットだけ大賞
結果発表

-第11回-
結果発表

お題ログライン

死んだはずの兄が別人として生きていることを知った妹が、真実を追うサスペンス。


入 選

「ニブンノイチ」
高瀬な奈(著)

4.3★★★★
カテゴリ シリアス ヒューマンドラマ 小説

舞台・世界観

両親と幸せに暮らす美月は、ある日、交通事故で亡くなった兄がいると告げられ衝撃を受ける。しかしその晩から家のポストに兄からの手紙が届くようになる。兄は生きていると確信した美月は、毎晩見張りを始める。

登場人物

美月(10)
女性。頭が良く、芯のある小学4年生。なんでもそつなくこなす反面、無意識に頑張りすぎて、よく熱を出す。

「お兄ちゃんに会いたかった! お兄ちゃんと話がしたかった! お兄ちゃんの言葉が聞きたかった!」

太陽(享年10歳)
男性。美月より4才年上の兄。家族揃っての外出が大好きで、いつも美月と手を繋いで歩いていた。

『ぼくは、今、○○小学校の4年1組です。「2分の1成人式」というじゅぎょうで、十年後の自分に手紙を書いています。元気ですか。ぼくの宝物は、妹の美月です……』

晴美(42)
女性。娘の美月を温かく見守り育てる専業主婦。夫とも仲が良い。笑顔を絶やさないが、時折寂しそうな表情を見せることもある。

「その手紙を書いたのは、あなたでしょう?」

ストーリー

第1章

晩御飯の後、両親から話があると言って今日の新聞を見せられた美月。それは四年前に家の近所で起きた交通事故の、裁判の記事だった。驚いたことに、事件の被害者は幼くして事故死した美月の兄だと、両親が告げた。

第2章

兄の記憶が一切無い美月は、兄がいたことと亡くなっていたことに衝撃を受ける。その日の深夜に郵便ポストの蓋が風で揺れる音で目が覚めた美月は外に出る。驚いたことに、ポストの中には兄からの手紙が届いていた。

第3章

以後も自分は生きているという兄からの手紙が届く。美月は両親に伝えるが信じてもらえない。美月は両親に内緒で毎晩郵便ポストを見張る。だが必ず寝落ちてしまう。驚くことに、ある夜ポストの前に両親が立っていた。

第4章

両親は、美月が兄を亡くした時に悲しみから兄の人格を取り込んで二重人格になったと告げた。手紙は兄人格の美月が書いていた。数年後兄が成人式を迎えるはずの年に、兄本人が生前に書いた家族愛溢れる手紙が届いた。


中村先生からの一言コメント

どんでん返しのラストが、うまくキマれば素晴らしい作品になると思う。その上で、成人式の手紙が泣かせるアイテムとして光っている。
※中村先生の大賞選評は2026年春号にて
掲載中です


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