中村航選 プロットだけ大賞 第11回 入選 消えてはいない。心の中で会えるから



-第11回-
結果発表
お題ログライン

入 選
「消えてはいない。
心の中で会えるから」
ゆうきことは(著)
4.3★★★★★
カテゴリ SF シリアス 小説
舞台・世界観
本物の人や動物と見まちがえるほど精巧な人造生物が販売されている世界。希望する形の人造生物を作らせ、それに入れたい情報を入力することもできた。
登場人物 アリア(23)
女性。子供の頃、自室の窓から外で遊ぶ兄を見て、心の中ではうらやましいと思っていた。大人になり、兄が語っていた夢をかなえるべく外国に旅行に行く。

アリアの母親(50)
女性。亡き娘の有していた記憶を保存しており、それを人造生物に入力した。しかし記憶量が少なくうまく体が動かないと解り、追加の記憶を取るためにもう一体人造生物を購入した。

アリアの兄ロジャー(10)
男性。毎日元気に外を遊び回っている明るい男の子の人造生物。自分が人間ではないことは知らない。アリアを心配しており、アリアの心が明るくなるような話をしてはげまし続ける。

ストーリー
五才のアリアは体がうまく動かず、母親から世話をされ自室から出ず窓から兄が外で遊ぶのを見る毎日をすごしていた。兄が十才で亡くなり葬式にも行けなかったアリアだが、しかしながら兄の死後体は動くようになる。
大人になったアリアは旅行先の外国である家族の中に、十才の時の兄そっくりの子を見つけ兄の名で呼んだ。その子は違う名でアリアを知らなかった。驚いたことにその子は中古人造生物店から販売された人造生物だった。
アリアは親に兄は人造生物だったのか尋ね、親は認める。故障し中古品店に売却したと。しかしながら親はアリア本人が、亡くした娘の記憶を入力した人造生物で、兄の記憶を追加入力して動けるようになったことは秘す。
アリアは兄に似た人造生物の所有者から店の場所を聞いて訪ね、店員から人造生物には子供で成長が止まる型と、大人になり成長し続ける型があると聞いていた。「私は人間なの?」とアリアは心の中で兄に問いかけた。
中村先生からの一言コメント

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