2025年音楽市場は6410億円、ストリーミング拡大で過去最高を更新


音楽市場が牽引、ストリーミング定着で成長加速
オリコン・リサーチ株式会社が発売した『ORICON エンタメ・マーケット白書 2025』によると、2025年の音楽市場は6,410.7億円(前年比6.7%増)となり、2019年のストリーミング調査開始以来、最高の売上実績を記録した。音楽ソフト市場は2,507.6億円(同6.3%増)、デジタル総売上金額は3,903.0億円(同7.0%増)と、金額・数量ともに前年を上回っている。ストリーミングが日常的な音楽消費として定着し、ヒット楽曲の長期的な再生がデジタル市場の拡大を支える構図がより鮮明になった。
映像・書籍市場の動きと市場全体のトレンド
映像市場では配信サービス普及による視聴スタイル変化を受け、ソフト市場は1,225.7億円(前年比10.8%減)となった。一方、音楽ジャンルが631.3億円(同4.4%増)と好調で、構成比が50%を超えた。書籍市場は総売上金額が6,830.2億円(前年比2.1%減)と5年連続で縮小する中、「BOOK」は4,533.4億円(同1.3%増)が9年ぶりに前年を上回った。地図・ガイド、ビジネス書、児童書が前年比超えとなった一方、コミックは1,626.6億円(同10.3%減)と大きく減少した。
Snow Manが音楽・映像で2冠、デジタルではMrs. GREEN APPLEが100億円突破
Snow Manが音楽ソフトと映像ソフトの年間売上でともに1位を獲得。トータル売上は203.9億円となり、2年連続で1位を記録した。デビュー以降、売上を着実に伸ばしており、2020年度の15.5億円から右肩上がりに拡大し、2025年は過去最高の売上規模となっている。デジタル売上ではMrs. GREEN APPLEが100億円超えを記録し、2年連続で1位を獲得。オリコン史上初となるデジタル売上100億円超えの達成である。
米津玄師『IRIS OUT』がストリーミング市場を席巻
2025年後半のストリーミング市場では、米津玄師が劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌として書き下ろした『IRIS OUT』がヒットした。同曲は週間ストリーミングランキングで男性ソロアーティスト初となる15週連続1位を記録し、ソロアーティスト史上最速で累積再生数3億回を突破している。近年はアニメタイアップ曲がストリーミング市場を席巻する傾向が続いており、メディアミックスの相乗効果がエンタメ市場活性化の鍵となっている。
映画『国宝』が社会現象に、『ONE PIECE』が2年ぶり1位復帰
吉沢亮主演の映画『国宝』が記録的ヒットとなり、その人気は吉田修一氏の原作小説にも波及した。『国宝 上 青春篇』の年間売上は7.1億円(81.0万部)、『国宝 下 花道篇』は6.3億円(71.3万部)を記録し、この2作品がオリコン年間「本」ランキングで文庫1位・2位を獲得。同一シリーズによる上位独占はオリコン史上初である。シリーズ作品別総売上では『ONE PIECE』が2年ぶりに1位となり、総売上は36.8億円。コミック売上金額でTOP3を独占し、シリーズ売上の約75%をコミックが占めている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000745.000034467.html