佐藤正午『熟柿』が2026年本屋大賞2位に、累計12万部突破


2026年本屋大賞で第2位に決定
2026年4月9日(木)、明治記念館にて「全国の書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2026年本屋大賞」の発表会が開催され、直木賞作家・佐藤正午の『熟柿(じゅくし)』が第2位に決定した。本作は2025年3月の刊行以降、SNSや口コミ、メディア露出で評判が広がり、投票していただいた全国の書店員さんからの応援を受けて、12刷12万部を超えるロングセラーとなった。
9年の歳月を費やした傑作小説
直木賞作家・佐藤正午が9年もの歳月を費やして書き上げた『熟柿』は、人生を踏み外した女性の静かな決意と再生の物語である。取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。
感動の声が相次ぐ傑作の魅力
本作は多くの著名人から高く評価されている。角田光代氏は「絶望しても、裏切られても、繰り返すしかない生活が、私たちを救うのだと思わせてくれる小説だった」と毎日新聞で述べた。また三宅香帆氏は「淡々とした筆致で、だが胸に迫る展開をもって描かれている」と読売新聞で言及している。杉江由次氏も本の雑誌で「お涙頂戴の感動なんてものではない。もっと大きな本物の人生が、迫力を持って描かれる。震えがくるほどのすごい小説であり、2025年を代表する小説だ」と高く評価している。
試し読み延長で作品をチェック
KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では、2026年本屋大賞第2位を記念し、本作の2章分まるまる試し読みの公開期間を2026年5月10日(日)23時59分まで延長して提供している。この機会に、ぜひ本作をチェックしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000019225.000007006.html