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人型ハーブ畑がVISONに誕生、全長25メートルのランドスケープアート

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建築・設計・景観デザイン
報道発表
プレスリリースより

薬草の物語を体験として継承する新プロジェクト

三重県多気町の食と癒やしの複合型リゾート施設「VISON[ヴィソン]」では、ランドスケープデザイナー/アーティスト団塚栄喜氏による代表作《ハーブマン》を核とした新プロジェクト「ハーブマン引っ越しプロジェクト」を始動する。本プロジェクトは、本草学者・野呂元丈を輩出するなど、古くから薬草とゆかりのある多気町の歴史・文化・自然資源を背景に、「薬草の物語」を次世代へと「体験」として継承することを目的としている。

全長約25メートルの生きる薬草図鑑

《ハーブマン》は、両手両足を大きく広げた全長約25メートルに及ぶ、人型のランドスケープアートである。人体をモチーフに、頭・胸・腹・手足など身体の各部位に対応する効能をもつハーブや薬草が植えられ、「どこが悪いか」を見て、その箇所に効果がある薬草を知ることができる、体験型の「ハーブの辞典」のような役割を持つ。人と自然が健康で、子供たちが元気に遊び回れる世界を目指してハーブマンは今日も旅をしており、今春に多気町に到着することになる。

全国各地を旅してきたハーブマンが多気町に拠点を定める

《ハーブマン》は、サーカスのように土地から土地へと「旅」をしながら、その地域固有の植物や文化を取り込み、姿を変えて完成する移動型プロジェクトである。新潟県十日町市の大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ(2009年7月)、大分県佐伯市(2009年9月)、全国ハーブサミット別府大会(2009年11月)、創造公園渋谷(2010年5月)、ワタリウム美術館(2010年7月)、福岡アイランドシティ(2012年10月)、虎ノ門モリトラストガーデンTORA4(2013年4月)、アーツ前橋(2013年10月)、北九州未来創造芸術祭ArtforSDGs(2021年4月)など、全国各地のアートフェアや芸術祭を巡ってきた。薬草とゆかりのある多気町・VISONを「新たな拠点」として選び、この地に根を下ろすこととなったのである。

多気町と連携しながら、地域の薬草の特性や季節性を踏まえた植栽の準備を進めてきた。VISONを訪れる人々は、土地に息づく薬草、身体と植物のつながり、自然と人間の共生を、視覚・嗅覚・体感を通して学び、感じることができる。

カフェとギャラリーを併設した滞在型空間

薬草の効用をハーブマンで知ってもらい、その効用を体に取り入れてもらう機能として、ハーブマンにはカフェが併設される。ハーブマンを運んできたコンテナがカフェのスペースになり、そこではハーブマンで採れるハーブを使ったハーブティやハーブビールなどを提供する。また今後はこのスペースを使用し、ハーブにまつわる様々なワークショップも予定されている。

地域とともにつくるプロジェクト

薬草の植え付け作業は、多気町民参加型での実施が予定されている。ハーブマンは、「人と自然のあり方を、体験を通じて届ける」というコンセプトのもと、世界中を旅しながら展開されてきた環境プロジェクトである。VISONで行われる植え付け作業も、単なる施工作業ではなく、町民一人ひとりが地域資源を再認識し、自分たちの手で地域の未来をつくる実感を得る機会となる。自分たちの手でつくり上げたハーブマンが、やがて新たな観光資源として全国・世界へ発信されていく。その「つくる」「育てる」「伝える」という一連のプロセスそのものが、本プロジェクト最大の価値となるのだ。

アーティスト・団塚栄喜氏について

団塚栄喜氏は、人体・大地・植物を重ね合わせながら、人間と自然の関係性そのものを風景として可視化するランドスケープデザイナー/アーティストである。1963年大分県生まれで、桑沢デザイン研究所を経て、美術家・関根伸夫氏に師事。国内外に時間、空間、人間の「間」を繋ぐ風景を作品として手掛けてきた。都市景観大賞、土木学会デザイン賞、BCS賞、SDA賞、グッドデザイン賞、AACA賞、英国D&AD Award、米国Green Good Design Awardなどを受賞しており、多摩美術大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師を務めている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000100235.html